京都の子供は、♪まるたけえびすにおしおいけ あねさんろっかくたこにしき♪と、歌にして通り名を覚えています。それほど、通りと生活は密着しているのですが。
京都の本当のよさを感じてもらうには、町中を歩くことに限ります。有名寺院をたどる「点の旅」から脱却して、様々な小路をめぐる「線の旅」、そして「面の旅」へとその範囲を広げることでもっと京都の奥深さが分かります。
京の町家の風情や、至る所にある路地、観光ガイドから外れた由緒あるお寺や神社など、この本を利用して知っているつもりの京都を再発見していただきたいと思います。
観光ガイドとしても利用できますし、京都通になるための参考書としても有用です。本書に取り上げられた小路はどれも歴史を感じさせますので、じっくりと歩いて堪能してください。利用して初めてその価値に気付きますし、京の良さを体験できることでしょう。
内容の一部をどうぞ。
お茶屋や料亭が軒を連ねる祇園情緒漂う石畳の町並み 花見小路通
高瀬川の畔に佇み、幕末の志士たちの夢とロマンに想いを馳せる 木屋町通
太閤秀吉が造った寺町は芸術と文学の香り漂う大人の散歩道 寺町通
華麗なる変貌を遂げた“ごこまち”で新しい京の風を感じる 御幸町通
古きよき時代の京都の面影が色濃く残る御所南の通りを歩く 麩屋町通
地裁、法律事務所が並ぶ法の道は応仁の乱の痕跡を残す歴史の通り 富小路通
かつて京を代表する手工業者が町を形成その面影が今も残る 柳馬場通
骨董・工芸の店や、伝承の塚、井戸とみどころの多い御所からの道 堺町通
老舗が点在し、風格ある看板やのれんウォッチングが楽しい 車屋町通
京のまん中で着物文化を支え続ける問屋街 室町通ほか