1971年の大ヒット曲「真夏の出来事」といっても若い方は聴いたことがないと思いますが、著者の平山 みきはその大ヒットで人気歌手になりました。40年前のことになるのですが。
22年間生活し見てきた京都への思いを綴る本でした。著者の写真もふんだんに使用されていますし、交友録とも言える対談が収められています。
2009年3月の発行ですからたかだか2年半ほど前の刊行ですが、早くも入手が難しくなっていました。
プロの写真とは違う観点で撮られているモノもあり、何気ない京都の日常を切り取った感覚として受けとりました。
72ページから京都を代表する料亭の一つ中村楼の女将辻みどりさんとの対談に興味を覚えました。近所づきあいからはじまり、お互いの子供が小学生の時に共通の友達がいた関係と説明していましたが、結構京都の人間関係は狭いものです。
82ページから掲載してある普茶料理の「閑臥庵」も最近よく取り上げられる精進料理のお店です。禅寺での懐石もまた風変わりで女性に好まれると思います。写真にあるように盛り付けも変わっていますし、お店から見る紅葉の写真は雰囲気がありました。
平野神社近くの「ハウスヨーク」は昔からあるレストランですが、ここは平山の友人が経営しているとのこと。住宅地ですのであのあたりの散策の途中に立ち寄るのには良いお店でしょう。
黄色をラッキーカラーにしている平山みきですので、後半部分はその独特なファッション(着物姿もあり)で嵐山、車折神社、七条通商店街、上賀茂神社、今宮神社、法然院、北野天神さんの縁日など、京都らしさを背景にモデルとして写っていました。