内容(「BOOK」データベースより)
初冬の浅草で、吉原の大店の一粒種が誘拐され、二日後には大川端で哀れな骸となって見つかった。だが、犯人はどうやら別の子と間違えて連れ去ったらしい。この誘拐劇が、吉原独自の風習である亥ノ子の祝い日に起きたのはなぜか。苦界に生きる女の情念の炎を描く表題作のほか、享和二年の江戸を舞台に、盲目の大学者・塙保己一の推理が冴える時代ミステリーの傑作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中津 文彦
1941年岩手県一関市生まれ。学習院大学政経学部卒。新聞記者を経て、義経北行伝説に材をとった歴史ミステリーの傑作『黄金流砂』で、’82年に第28回江戸川乱歩賞を受賞して、デビュー。その活躍の舞台は歴史ジャンルにとどまらず、社会派ミステリーの『七人の共犯者』で、角川小説賞も受賞した。盛岡市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)