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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最近文庫化された作品では出色の出来,
レビュー対象商品: 交錯―警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫) (文庫)
正直なところ、筋はすぐ読めてしまう。でも、それは堂場のいいところでもあると最近思うようになって来た。 堂場作品のよさは、ストーリーテリングよりも人間ドラマのほうにある。 そういう意味では、かなり重いテーマを堂場らしくうまくまとめている。 最近文庫化された中では、間違いなく一番。 恋愛の要素もあり、今後が期待されるシリーズである。 ただ、もう一段、階段を上ってほしい。 50歳になったとき、昔の志水辰夫や稲見一良のような、心震わせる物語を書いてほしい。 だから、今のような多作をやめ、寡作でいいから、これぞ堂場モノといわせるものを書いてほしい。 今彼が量産しているのは、洋物ハードボイルドの焼き直しに過ぎない。 先日読売新聞に載った彼のロバート・B・パーカーへの追悼文を読んだが、 やっぱり、「焼き直し」感が否めない。 期待しているのだから。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
クールと熱血、刑事の個性のぶつかり合いが面白い,
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レビュー対象商品: 交錯―警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫) (文庫)
警視庁追跡捜査係は、未解決となった事件を「見直す」専任班である。白皙のメガネ秀才・西川大和は「捜査記録の行間に隠れた失敗、顧みられなかった証拠、突っこみきれなかった証言などを探し出すのが抜群に上手く」、「自分の足に頼らず、書類とコンピュータだけで全てをこなす」という新世紀型の刑事。一方その相棒というか、追跡捜査係に2人しかいない刑事のもう片方は沖田大輝。「足で稼ぐ」ことを身上とする体育会系・伝統的・典型的な刑事(デカ)である。当然、この二人の気が合うはずもなく、価値観の違いからのべつ衝突する。冒頭シーンからこんな具合である。「失礼」西川が咳払いし、ノートパソコンを閉じた。「じゃ、お疲れ様」 「何だよ」 「時間だから」西川が壁の時計に目をやる。「何か問題でも?」 「いや、別に」 反論できないのが悔しい。(本書14頁) しかしそれぞれが追っている事件が「交錯」し、思わぬ展開を見せるとき、二人の関係性も変わっていく。 事件が急展開するとき、クールな「安楽椅子探偵」であるかと思われた西川も思わず「走り出す」! 個性溢れる刑事たちが面白い。これからの展開が楽しみなシリーズである。
5つ星のうち 3.0
次作以降のストーリー展開に期待,
By たけ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 交錯―警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫) (文庫)
著者の作品は、以前より好んで読んでいたので、シリーズ第二弾の『策謀』と共に購入し、2作続けて読んだ。追跡捜査係所属の同期の二人。行動派と理論派。反発し合う(?)ことで鋭気を養い、迷宮入り寸前の事件を洗い直す。2つの事件は再び動き出し、接近し、交わる。 フィクションであるがゆえの少々強引な展開はあるが、真相に迫りゆく過程の描写に引き込まれ、一気に読んでしまった。 ストーリーの大きな流れは各著作共に同一である。そのため、今後も当シリーズの刊行は期待するが、次作以降は、ストーリー展開に変化球を効かせてほしい。
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