交通事故に遭った被害者(またはその遺族)がどのように加害者や保険会社と交渉していけばよいかとういことを中心として書いてある本です。
非常に読みやすい文章で書かれており、法律の知識のない人でも読める内容となっています。
また、この本の特徴的な点として、交通事故の実態、その捜査実態(警察官による取り調べや捜査等)についても簡単ではありますが触れられている点です(この本では穏健に書かれていますが、交通事故はずさんな捜査が行われ、かなり加害者に有利なように処理されているようです。)。
また、加害者加入の保険会社の交渉についての心構えや交渉方法、例えば、請求の金額は弁護士会基準(裁判所基準)にすべきであること等書かれており、悪質な保険会社の担当者に対して、どのような方法をとればよいかまで書かれています(この点でも、保険会社の担当者がいかに悪質かということがわかり勉強になります。)。
そして、裁判手続きである調停、訴訟についてもわかりやすく触れられています。弁護士の依頼方法もとても役立つと思います。
この本を読んで、交通事故がいかに身近でいつまきこまれても不思議ではない事件であり、被害者になる前に、この本を読んで交通事故についての知識を仕入れておくことが需要であると思います。
そういう意味では、普通教育でこの本を利用して、教育をしてほしいものです。
また、相談機関の電話番号や所在地が掲載されているのもよいところです。
あえて、ぜいたくを言えば、さらに交通事故について知りたい人に対しての文献一覧があればもっとよいと思います。ぜひ、これからも改訂版を望みたい本です。
ということで文句なしの星5つ。