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交渉術 (文春文庫)
 
 

交渉術 (文春文庫) [文庫]

佐藤 優
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

外交官として北方領土交渉の第一線で活躍した著者が、実体験をもとにインテリジェンスの技法を明かす。各国のスパイが繰り広げるカネやセックスを用いた交渉術、霞が関官僚と政治家の交渉術、国家間の交渉に臨む首相や大統領の孤独―メモワールとして読んで面白く、ビジネスマンの実用書としても役に立つ、第一級の教科書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤 優
1960年生まれ。75年、浦和高校入学、同年夏に一人で東欧・ソ連を旅する。79年、同志社大学神学部入学、85年、同大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務後、95年より外務本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍する。2002年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕され、512日間東京拘置所に勾留される。05年2月、執行猶予付き有罪判決を受ける。09年6月、最高裁によって上告が棄却された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 527ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/6/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4167802023
  • ISBN-13: 978-4167802028
  • 発売日: 2011/6/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (29件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
タイトルは「交渉術」だが、いわゆる交渉のノウハウ本ではなく、少し暴露も入った元外務官僚の北方領土返還工作に関わる体験・経験記」・・という内容。
この手の本は結局内容が事実なのか作り話なのか思い込みなのか真実はわからない。
ただこの本は書かれている内容が真実(少なくとも著者にとっては)と信じて読むと非常に面白い。文章も読みやすく解りやすい。
ちまたのテレビや雑誌で解説者や知識人から「日本は外交戦略がなく交渉も下手、情報収集は行わず分析もしない。外国を見習え!」的な発言をよく聞かされ、「そういうもんかぁ」と私も半ば洗脳されているが、この本を読むと「いやいや意外に日本の政治家や官僚も将来を見据え戦略的に考えて行動している、捨てたもんじゃない!」と考えが変わってくる(まぁ、まがりなりにも一時期は経済大国として世界を席巻した国の舵取りを行っていたわけで当たり前と言えば当たり前だが・・・)。
本書では日本側の登場人物は鈴木宗男や橋本・森・小渕首相と外務官僚が中心となっている。
鈴木宗男はテレビ報道の印象でどことなく胡散臭いイメージがついていて、他首相達も決して政治家として印象が良いわけではなく、また「官僚」は現在の脱官僚の風潮から影響を排除すべきものとの感覚がついていたが、この本を読むと、鈴木氏も他首相も外務省も皆一生懸命にそれぞれの考える国益のため真面目にがんばっていたのだなと感動すらおぼえる。
最初に書いたように、この手の本は内容が真実なのか、作り話なのかは永遠に解らない。
ただ読み進むに従って真実であって欲しい、せめて著者の視線からは真実が書かれていて欲しいという願いが高まってくる。
タイトルが交渉術と言うぐらいなので本書の中で交渉シーンはいくつかあるが、読者が実生活の中でその内容が活かせるか?というと難しいと思う。ただ現在交渉で悩んでいる人に「もう少しがんばってみるかぁ」とやる気を起させるには役に立つ。
このレビューは参考になりましたか?
106 人中、85人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ECHOES
形式:単行本
佐藤氏は、大変に頭の良い人だ。タイトルを「交渉術」とつけ、第一章の導入部で交渉テクニックについてさわりを書いてある。大部分の人はその部分を読み「はて、外務省のラスプーチンと呼ばれた男のテクニックとはどんなものか」と本を手にレジに向かう。著者はそれで充分である。
第二章以降には交渉術に役立つノウハウの記述は一切ない。ハニートラップなぞ小市民には無縁であるし、行間からテクニックを盗める人なら既に充分な交渉テクニックを持っているはずだ。ノウハウ本として期待するならマキャヴェリの君主論のほうがよっぽど役に立つ。

それにしても佐藤氏は大変に頭の良い人である。暴露話を書かれるのは鬼籍に入った人か、佐藤氏が嫌う人物。政治家の前で三文芝居を打った官僚の話など、部外者には「衝撃の暴露話」だが、その官僚が恥ずかしい思いをするだけで外務省には迷惑はかからない。政治家たちも森元首相などはさりげなく持ち上げ、「同じ釜のメシ」を食った鈴木宗男氏は大衆に知られていない一面を披露し名誉回復のアシストをする。記載されている人物たちにこの本の内容が伝わることを周到に計算して記述してある。宗男氏の悪評についてもさらりと記載されているが、それは「上司の発言」である。このあたりはしたたかな外交官の真骨頂であろう。

この本は、「ロシア外交よもやま話」である。そう思って読めばなかなか楽しい本だ。ただ、題名に惹かれて手に取るならば、他にもっとよい本はあると申し上げる次第である。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By rose
形式:文庫
なか見検索もレビューも単行本バージョンの情報しか載っていないので、文庫版の増補に関してのみ記しておきます。文春文庫版には「あとがき」の後ろに位置する形で緊急増補「東日本大震災と交渉術」が収録されています。

2011年3月11日の東日本大震災に対応するために佐藤優氏が行った2ルートでの交渉、すなわち(周辺人物を含む)菅直人首相に対する交渉と、佐藤氏自身のメディア「眼光紙背」によるマスコミを通じた交渉のうち、後者に重点をおいて記録されています。初版発行ぎりぎりのためか記録は3月中の数日間についてのみですが、矢継ぎ早に発生する新たな事態とその対応は緊迫感がありました。

特筆すべきは、「大和魂」の語を用いながら、文字通り生命を賭して原発に対応しなければいけない人たちについて繰返し言及されていることです。玉音放送と並ぶ異例の事態とされる天皇陛下の談話も収められており、そこでも生命を賭して国難にあたらなければいけない人のことが明言されています。どんな価値よりも生命の価値を優先させるというのが近代国家ですが、平時でない今、自衛隊、消防、警察をはじめ公務員、専門家など「無限責任」を負う立場の人が必要だということです。無限責任、つまりそれを果たすために生命を含むいかなる限界も設けない責任。未来にわたって被害を極小にすべく、誰かの生命が捧げられなくてはならないという超非常事態。

巻末に付すにはそれなりに分量のあるこの文章を読み進めるうちに、胸が熱くなり涙がこぼれそうになりました。この文章を読むために、文庫本を手に取られることをおすすめします。
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一度投稿したが撥ねられたので、若干変更して再投稿します。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: ヤニスkm
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外交交渉のイロハについて実例に触れつつ知ることができます.
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非常に面白かった。
官僚、それを取り巻く政治家の人間像がリアルに表現されている。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: nmocha
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本書内容説明に「スリリングなメモワール」と書かれているが、
他レビューにも記載されている通り、交渉術の本ではなく... 続きを読む
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裏の交渉
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投稿日: 2010/4/25 投稿者: dream4ever
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