佐藤優が推薦していたので本書を読んだ。
僕自身 日頃の業務は交渉の連続なので 「いまさら交渉力などの本を読んでもどうか」と思っていたが予想を超えて勉強になった。
一番 痛感したのは 交渉に際して 相手との信頼関係が不可欠であるという指摘である。
「交渉」というと お互いに自分の利益を求めて 駆け引きを展開するというイメージが強い。その際には むしろ相手に対して不信感が生まれそうな気もするかもしれない。しかし 交渉相手を信頼できない場合には その交渉は 確かに得る物が 結局少ないというのも僕の乏しい経験の一つだ。相手を信頼できてこそ こちらもぎりぎりの弱みを見せることも出来るし その上でお互いにとって合意できる方向性を探り 着地点を見つけるが 確かに 交渉の醍醐味である。
「交渉」とは 相手を理解することである。理解したうえで 相手が信頼できるかどうかを見極めていくことである。そう考えると 実に人間臭い話ではないか。