最後まで一気に読みました。
事件が起きている最中、松本清張さんの”神と野獣の日”を思い出しながら読みました。”神と…”の東京のパニックを、私はショックを受けながら読みました。両方の作品とも、パニックを淡々と描いていく筆力に感心しました。さらに、こちらでは、舞台が現代になっているだけに、より身近でリアルな問題だと思えて、鳥肌を立てながら読みました。
クロージングに向けての論理性や緊迫感も良かったと思います。犯人には同情しますが、”わたしたちは人間です。神ではありません。”という麻衣子の言葉にしびれました。
なお、事件が起きている最中に、警察やマスコミは普通に動いているように見えた点だけ、違和感を持ちました。身動きできない状態だったんではないのでしょうか? ここは、細かな点だと思い、星の数は減らしません。