未曾有の巨大震災後にTPPに関する話題は
かなり後退したと思われ、国民的議論は
ほとんど進んでいないのではないかと思います。
首相交代のドサクサの今、支持率が高いうちにTPPを進めてしまおう
という非常に危険な状況が生まれつつあるのではと危惧しています。
本著は2011年2月に収録された番組に基づいた
対談録ですが、現在でも問題の本質は
ほとんど変わらないものと思われます。
非常にコンパクトにまとまっていてわかりやすいです。
TPPの是非が農業対輸出産業という問題に矮小化されていて、
他の問題点をマスコミや政府が取り上げないのが大問題です。
「平成の開国」とか「バスに乗り遅れるな」
というキャッチフレーズに惑わされず、
よく中身を検討したほうが良いです。
外国の投資家が相手国の政府を訴えられる
ISDというシステムはご存知ですか?
たとえば、NAFTA(北米自由貿易協定)によって
カナダ国内の環境基準が厳しすぎるから某国のエネルギー企業が
機会利益を喪失したということで訴えられたため、
カナダ政府は莫大な賠償金を税金で支払っているようです。
TPPが日本を壊す (扶桑社新書)廣宮 孝信著
TPP亡国論 (集英社新書)中野 剛志著
国家の存亡 (PHP新書) 関岡 英之著
間違いだらけのTPP (朝日新書)東谷 暁著
TPPは国を滅ぼす (宝島社新書)小倉 正行著
を読むと更に理解が一層深まるかと思います。