「コゲどんぼ」から「こげどんぼ*」と改名した著者の最新作は
明治時代末期を舞台にした幻想浪漫奇譚。
死の淵で天使と契約をした主人公・相模竹之丸は
「誰からも愛される容姿」と「天才的な音楽の才能」を得、
その代わりに、彼を愛する事で少女の心臓に育つ
「聖女(マリア)の涙」を狩る使命を負う。
著者による明治時代についての解説や、漢字を多用した台詞回し、
巻末の膨大な文献の量に明治時代への強い思い入れを感じます。
またヴァイオリンの演奏作画にプロの監修がついていたり
主人公含む地方出身の13人のキャラについて
日本各地で取材を重ねた上、それぞれ方言を喋らせるなど
作品作りに気合いが入っています。
ハーレムものと思ってみるとかなりの衝撃を受けます
死を絡めた美しくも恐ろしい明治浪漫物語、続きが楽しみです。