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井沢式「日本史入門」講座〈4〉「怨霊鎮魂の日本史」の巻 (徳間文庫)
 
 

井沢式「日本史入門」講座〈4〉「怨霊鎮魂の日本史」の巻 (徳間文庫) [文庫]

井沢 元彦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

天皇家も藤原氏一族も僧呂も「源氏物語」まで日本は政治も宗教も文学もみんな怨霊信仰だった・・・・!

藤原一族は、なせ可能だったにもかかわらず、天皇家を乗っ取らなかったのか?
「源氏物語」「平家物語」「古今和歌集」「六歌仙」を貫く思想とは何か?
国を譲ってできた、出雲大社が、伊勢神宮より立派だったのはなぜか?
外来の仏教を日本式に立て直してしまう、その原理とは何か?

冴え渡るいざわしき逆説史観−−−!!
人気歴史シリーズ第4弾 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

独自の歴史眼で新しい日本史を紡ぎ出す井沢元彦、渾身の歴史シリーズ第四弾!今回のテーマは、ズバリ「怨霊」。藤原氏はなぜ権力を独占できたのか。『源氏物語』成立に秘められた謎とは。明治時代まで朝廷を苦しめた崇徳上皇の呪いとは。歴史のギモンは、「怨霊」でスッキリ解決せよ!平安時代から現代まで、井沢史観で縦横無尽に解説する。

登録情報

  • 文庫: 250ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2010/03)
  • ISBN-10: 4198931232
  • ISBN-13: 978-4198931230
  • 発売日: 2010/03
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
大国主命を祭る出雲大社は、なぜ天照大神を祭る伊勢神宮よりも大きかったのか。
南朝の勇・楠木正成の像は、なぜ北朝の末裔である天皇家の皇居前にあるのか。
「巌流島」は、勝った武蔵の「二天一流」からではなく、なぜ負けた小次郎の「巌流」から名付けられたのか。
元号が明治になる際、なぜ朝廷は崇徳上皇の心霊を祭って白峯神宮を建てたのか。
藤原一族の女官である紫式部は、なぜ敵対する源氏のサクセスストーリーを書き、そしてなぜ藤原道長がそんな物語を褒めたのか。
全ての謎は「怨霊鎮魂」という一本の串でみごとに貫かれる。
歴史の因果関係を決して等閑にしない井沢氏のポリシーは今回も健在である。

このシリーズは、『逆説の日本史』に比べて冗長である。同じ内容が重複する部分が多い。
しかし、実用書を読み返す習慣があまりない私にとっては、この冗長さが理解と記憶の助けとなって重宝する。
情報量よりもわかり易さに重きを置いているからこそ、このシリーズのタイトルは『井沢式「日本史入門」講座』なのである。

読んだらすぐに人に教えたくなる。
私は高校の英語教師なので、職場ですぐに周りの教師に対して読んだ内容をひけらかした。
周りもわくわくした。
日本史はなんて面白いんだ、と思わせてくれる本である。
そして井沢氏の仮説を検証してみたい、と探究心をくすぐられる本である。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:単行本
 本書で繰り返されるキーワードが「怨霊信仰」であることは言うまでもない。その視点からすれば、「鎮魂文学」が生じてくるのは、理の当然で、その歴史を背景にして文学作品が紹介されている。
 さて、それらの前提として「政治の破綻」という用語をあってしかるべきだが、私のないものねだりで、「脱税で権力を手にした藤原」摂関政治の「特異な統治体制」、あるいは「ワンマン上皇の公然のスキャンダルが招いた悲劇」「保元の乱の火種となった鳥羽上皇の復習」とかいうのが具体例としては挙げられている。前者が鎮魂文学として「源氏」を主人公とした『源氏物語』を生み、後者は崇徳上皇、その他多くの滅びし「平家」を鎮魂する『平家物語』を生んだのも故なしとしない。
 歴史・政治とは無縁ではありえない因果律をそこに見出し、ただ外面的史実を追う通常の歴史観ではなく、怨霊鎮魂の言霊日本史という井沢式日本史の魅力がある。これでもって日本史を掻き撫でされたのでは困る。どこまでが通用するのか、その限界が自ずからある。
「顕幽分離主義」こそが日本の、日本人の一大特色だというところで止めたい。「霊魂」を歴史・文学に広く敷衍されては付いていけなくなる。たとえ井沢魔術にはまっていたとしても。
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