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42 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
物書きのエッセンスが豊富,
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レビュー対象商品: 井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫) (文庫)
文章技術を向上させようと考えた時、役に立つ一冊です。書き方は軽いので、1日あれば読み切れます。・作文の秘訣は自分にしか書けないことを、分かりやすく書くこと。 ・文章を曖昧にするのが「〜か」 ・題名を付けることで1/3以上終わっている。いい題名とは情報が豊かである。 ・なるべく短くする。 ・いきなり核心にはいることが大切。 ・日本語は主語を削ると良くなる。 ・日本語には関係代名詞がないので、文をちょっと複雑にすると短期記憶に入らない。 ・外国語では丁寧さを表すのに人称を変える。 ・先触れの副詞を使うと効果的(さぞ、かならずしも、けっして、ちっとも) ・長期記憶の中からとんでもない物が、ひゅっと出てくる。 ・わたしたちは民族として長期記憶が少ない。 ・全体のテーマからそう外れずに脱線する。 ・子供には観察文とか報告文を書かせる。感想文では駄目。 ・人に伝えるには言葉が必要。
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
作文嫌いからの脱却,
By 狂夫 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫) (文庫)
本書は、作家井上ひさし氏が「仲間たち」を前に「作文教室」を開いた模様をおさめたものである。構成は二部に分かれている。前半では、日本語とはどういう言語なのか、「は」と「が」はどう違うのか、段落をどうつけていくか、大人でもそう簡単に書くことができない「思ったこと」を書かせる国語教育の問題点(その最たるものが、読書感想文で、これの<おかげで>作文嫌いになった人も多いだろう)といったことが語られている。後半では、実際に仲間たちが書いた作文に朱を入れ、講評を行っている。読み終えた後、なんだか文章を書いてみたい、と思うから不思議である。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ご自分の享年を予見しておられたかのような…,
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レビュー対象商品: 井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫) (文庫)
本書は平成8年11月に岩手県一関市で開催された井上ひさし氏の「作文教室」の記録である。本書の最後に載っていた井上氏の挨拶を読んで、衝撃を受けた。 「わたしも書く時間が残り少なくなってきました。あと十年も書ければと考えたり、できたら、十三年、あと十四年は、と考えたりしますが、十五年は持たないと思っています。」 これからちょうど14年後の今年、あたかも自らの予言を成就させるがごとく、井上氏は亡くなった。偶然の一致と呼ぶには凄すぎる作家の直観力である。畏敬の念を感じないではいられない。 そして本書には、この偉大な作家に触発されて紡がれた珠玉の「作文」が並んでいる。朱筆を介した作家と受講者との交感は、圧巻である。至福の交流、と言ってよい。作家が素晴らしい教育者でもあったことが熱を伴ってひしひしと伝わってくる。 本当に惜しい人を亡くしたのだ、と万感胸に迫る。合掌。
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