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五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)
 
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五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス) [新書]

倉阪 鬼一郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

戦慄のバカミス長編!          多重の仕掛けが施された驚異の館。その完成記念パーティーに招かれた客そこで次から次へと殺される! 連鎖する不可能殺人の真相はいかに!?

内容(「BOOK」データベースより)

某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催された。が、招待客はわずか4人。奇妙なムードの中第一の殺人が!!被害者は「怪物が…」と死の直前に呟く。連鎖し起こる不可能殺人!衝撃の真相が待つ。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/9/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061827979
  • ISBN-13: 978-4061827974
  • 発売日: 2011/9/7
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 348,446位 (本のベストセラーを見る)
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By これでいいのだ トップ500レビュアー
 この小器用な作家の長編ミステリーを読むのは初めて。一部に熱心なファンがいると聞く「バカミス」の現物を読むのも初めて(ご本人が本書をきちんと「バカミス」に分類しているから、これは蔑称でも何でもない)。一読、唖然とし、愕然とし、そして大笑いした。よくもまあ、こんな小説を思いつくもんだ。これが「作者が過剰に作品を支配する」ということか。

 福島は裏磐梯にたたずむ五色沼のほど近くに建てられた摩訶不思議な洋館、黄緑館+藍紫館。客人4人を招いてのお披露目の夜、洋館は雪に閉じ込められ、やがて得体の知れない物音のあと「第一の殺人」が起きて……。とはいえ、綾辻行人さんの館シリーズのような、いかにもミステリーっぽい雰囲気は窺えず、ところどころ不協和音のような表現が混ざり、そうこうするうちに叙述上・表現上の仕掛け(ナゾ)が明らかにされていく。仕掛けは四つ(数え方によっては五つ)あって、それぞれ呆れるやら感心するやら。非常に手間ヒマかかっているとしか言いようがなく、思い付いたこれら複数の仕掛けのために本書を書いたのでは、とも思えるほど。ともあれ、これ以上、中身に触れられないのが残念。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
五色沼のほど近くに建てられた妖しげな二つの館。そのお披露目パーティーの招かれたいわくありげな四人の客。何やら奇妙な雰囲気の中、雪に閉じこめられた館の中で奇怪な殺人事件が続発し、居合せた名探偵がその謎を解き明かす。……という本格ミステリの装いをまとった「バカミス」です。
限定集団の中で次々と殺人事件が発生し、人数が減っていくのに従って、徐々に緊迫感が高まっていく、という長篇ミステリは多くあります。しかし本篇では、盛り上げるいとまもなく、あまりにも立て続けに事件が起こるので、まるで恐くありません。
4つの不可能殺人が発生し、それぞれにトリックがあるのですが、どれもこれも、児戯に等しいという慣用句がピッタリと当てはまるものばかりで、その期待に違わぬ大馬鹿ぶりに、小躍りするほど嬉しくなりました。
「普通の人はバカミスなんて読まないんだ。喜んでるのは一部の変態だけだ。おのずと読者を選ぶから」と登場人物の一人に語らせつつ、またしても、こんな作品を書き上げた作者は、日本一の変態作家なのだと思います。
これは、一般的な意味での小説としてではなく、文字で作られた工芸品として評価すべき作品です。いわば、蒔絵と螺鈿で全面を見事に装飾された美しい箱のようなもので、「なんだ、ゴミが少し入っているだけで、ほとんど空っぽじゃないか」などと文句を言う方が間違っているのです。
この作品は、将来、「一部の変態」たちの間で伝説となるでしょう。絶版になったら、きっとプレミアがつきます。そういう意味で、買っておいて損のない本だと思います。
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