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五番目の女 下 (創元推理文庫)
 
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五番目の女 下 (創元推理文庫) [文庫]

ヘニング・マンケル , 柳沢 由実子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,218 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

串刺しにされた老人、監禁の末殺された花屋の主人。これは新たな連続殺人の幕開けなのか? ヴァランダーは、父親の死の悲しみをこらえ捜査を進める。北欧ミステリの真髄。

内容(「BOOK」データベースより)

殺された老人の金庫に入っていた、傭兵と思われる人物の日記。捜査を進めるヴァランダーのもとに、父親急死の報が。せっかく心を通わせることができた矢先だというのに…。だが哀しみにひたっているひまはなかった。行方不明の花屋の主人が遺体で発見されたのだ。監禁されたのち殺されたらしい。新たな連続殺人の幕開けなのか。現代社会の問題をあぶり出す、北欧ミステリの真髄。

登録情報

  • 文庫: 398ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2010/8/28)
  • ISBN-10: 4488209114
  • ISBN-13: 978-4488209117
  • 発売日: 2010/8/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 13,179位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By NoRain
形式:文庫
3年振りの新刊、今回も待った甲斐の十分ある力作です。
本シリーズの魅力は、勿論ストーリーの面白さがベースにありますが、端的で無駄が無く、それでいて行間に多くのニュアンスが滲む文章運びの素晴らしさもその一つであると感じています。
海外物の評価は翻訳の出来にも左右されますが、その点、本シリーズを担当されている柳沢由美子さんの訳は、作者と訳者の力量がマッチした好例であり、安心して遠いスウェーデンの物語に没頭することが出来ます。
その優れた文章力は、本文同様のシャープな語り口で記された「訳者あとがき」(実際はあとがきの領域を超えた判り易い解説)においても伺うことが出来、読了後の楽しみでもあります。
作年発表されたという第10作も含め、残るシリーズ4作品が引き続き高い質の訳で読めるよう、柳沢さんにはご健康に気をつけて益々頑張っていただきたいと願います。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
スウェーデン・ミステリー界の大御所ヘニング・マンケルの<ヴァランダー警部>シリーズ第6弾。前作の、CWAゴールド・ダガー賞を受賞し、「このミステリーがすごい!」海外編で第9位にランクインした『目くらましの道』から実に3年半、待ちに待った邦訳刊行である。

父親とのイタリア旅行を終えて、イースタ署に戻ったヴァランダーを待っていたのはスウエーデン南部といえどもスコーネ地方の日本の真冬のような気候と雨続きの日々に発生した連続猟奇殺人事件だった。元自動車販売業者で、詩を書くバードウォッチャーの老人が、竹槍の仕掛けられた濠で転落し串刺しにされて殺されているのをヴァランダー自身が発見。さらに押し込み事件があったものの何も盗られたもののなかった花屋の主人が数週間の監禁の後、絞殺死体となって木に縛り付けられているのが見つかる。プライベートでは、父親が突然死してしまう。楽しかったイタリア旅行の思い出にひたる暇なくヴァランダーは公私ともに忙殺されるのだった。

ストーリーは、ヴァランダーとお馴染みのイースタ署の面々の地道な捜査活動が綴られるが、タイトルの『五番目の女』との関連も含めて、上巻はもとより下巻の中ほどまで手がかりはもちろん、事件解決のめどすら立たない。そして3番目の犠牲者が・・・。

本書でも、このシリーズの例によって、犯人側の行動描写の挿入に謎解きの興趣とサスペンスをかきたてられ、ヴァランダー自身のなぜか笑ってしまうようなエピソードを楽しみながら、読者は、現代スウェーデンが抱える社会問題を背景にした、オーソドックスな警察捜査物語を、ヘニング・マンケルの巧みな筋運びでどんどんページを進んで飽きることなく読み進むことになる。
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