狡猾な強敵‘基地のエンジニア’の捕われの身となり苦境に陥りながらも冷静に危機を乗り切る道を模索するテラナーの活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第174巻。本巻の執筆者は、新旧を代表する実力者のフォルツとダールトンです。‘基地のエンジニア’アゲン・トルンプの要塞を制圧したローダンら6人のテラナーであったが、事態は急転してトルンプの巧妙な策略により捕虜となってしまう。
『M−87の探索者』ウィリアム・フォルツ著:ドゥムフリー艦隊が近傍の星域を封鎖した為、クレスト4に残るアトランは介入出来ない。トルンプはローダン達を惑星ドウェリオンに護送し、内なる真理の探索者なる者に治療させると告げた。彼らはアファネウスという種族で、テラナー達を‘けだもの’の影響下から解放しようと尋問を開始する。『五次元の罠』クラーク・ダールトン著:ローダンらは辛くも脱出に成功し、偽の‘けだもの’の惑星ポジションを餌にして‘基地のエンジニア’に交渉を迫る。長い待機の後に敵の2人が遂に会談を了承し、旗艦クレスト4の司令室に招かれて来たのだが・・・・。
グッキーは敵要塞内部に潜伏して、6本脚のカエル軍団ドゥムフリーの兵士たちを次々にテレキネシスで宙返りさせて脅えて逃げ出させる作戦を展開します。故松谷健二氏のあとがきは、ちょっと変わった友人のお話です。その人は山に入る度に必ずといっていい程、野生動物に出会って来るのです。例えば初めて単独で山に入った時にクマに遭遇し一目散に逃げ出しました。その数年後の早春に蔵王山頂あたりのスキー場で黒い服を着たスキー客と思って近寄ったら、またもやクマさんだったそうで、他にも数え切れないぐらい多くの動物たちと遭遇されています。松谷氏は彼には動物を警戒させる‘人間臭’が少ないからだろうと分析されています。