先日、古今亭志ん朝師匠が亡くなられました。江戸の落語の継承者として、一番注目されていた人だけにとても残念です。そんな師匠のお父さんは言わずと知れた志ん生さん。軽妙な語り口と自由な発想と愛嬌のある芸風は、いやらしくない笑いを誘います。現代の、TVに登場する多くのお笑いが、芸ではなく、人を殴ったり、裸になったりという単に下品な方法で笑い(の効果音)をとっているのにくらべて、志ん生さんのは、皆等しく笑えます。
あまりに刺激的なものに麻痺してしまっている現代には、ちょうど、原点にもどる意味で志ん生さんや志ん朝さんのような笑いに触れるのがいいと思われます。
そして、少しは寄席の質もまた上がってくれるといいなーなんて思う最近でした。