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二重らせん (講談社文庫)
 
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二重らせん (講談社文庫) [文庫]

ジェームス・D・ワトソン , 中村 桂子 , 江上 不二夫
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

生命の鍵をにぎるDNAモデルはどのように発見されたのか?遺伝の基本的物質であるDNAの構造の解明は今世紀の科学界における最大のできごとであった。この業績によってのちにノーベル賞を受賞したワトソン博士が、DNAの構造解明に成功するまでの過程をリアルに語った感動のドキュメント。

内容(「BOOK」データベースより)

生命の鍵をにぎるDNAモデルはどのように発見されたのか? 遺伝の基本的物質であるDNAの構造の解明は今世紀の科学界における最大のできごとであった。この業績によってのちにノーベル賞を受賞したワトソン博士が、DNAの構造解明に成功するまでの過程をリアルに語った感動のドキュメント。

登録情報

  • 文庫: 244ページ
  • 出版社: 講談社 (1986/3/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406183715X
  • ISBN-13: 978-4061837157
  • 発売日: 1986/3/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 51,330位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
 1962年のノーベル生理学・医学賞受賞者ジェームズ・ワトソンによる、DNAの二重らせん構造解明までの体験記。
 2004年7月にワトソンの同僚フランシス・クリックが、がんのため逝去した。ワトソンは「フランシスの素晴らしい知性と優しさは忘れられない。ケンブリッジの小さな研究室でともに2年を過ごせたのは本当に名誉なことだ」と追悼した(毎日新聞より)。その2年間の出来事がこの本には詰まっているわけだ。

「『二重らせん』は、科学者のノーベル賞獲得への欲望が剥き出しに表現されている」という前情報を知ったうえで読んだ。そうした話が出てくることを覚悟していたからか、それほどイヤミを感じずさらっと読めた。むしろ「フランシスはまた大失敗をしでかした」というふうに、素直なまでにそのときのワトソンの心情が書かれていて、気持ちいいくらいだった。

 用意周到にも、ワトソンはノーベル賞級の研究成果を上げたらこうした本を上梓することをあらかじめもくろみ、日々の記録をとっていたのだそうだ。だからではないだろうが、本に出てくる関係者はフィクションの登場人物よろしく、それぞれのポジションが揃っている。仲よさげな妹のエリザベス。同僚で口数の多いフランシス・クリック。研究所に重鎮として居座るローレンス・ブラッグ卿。後にワトソン、クリックとともにノーベル賞を受賞するモーリス・ウィルキンス。アメリカにいる研究競争相手のライナス・ポーリングなどなど。しかもポーリングの息子ピーターがワトソンたちの本拠地に留学していて、ワトソンらが、ピーターから父ポーリングの研究進捗状況を掴み出すといった生々しいエピソードも書かれている。

 もうひとり忘れてはならない登場人物を記しておく。モーリス・ウィルキンスと研究室をともにしながらも、当時の立場的な理由によりやがて反目相手となった女性科学者ロザリンド・フランクリンである。彼女の研究成果があってこそ、ワトソンたちは二重らせんの解明に成功した(というより、ロザリンドの研究成果をワトソンは盗用したようなもの)。彼女は37歳の若さで死んでしまい、ノーベル賞受賞という日の目を見ることはなかった。この本の中で、ロザリンドは例により酷い書かれようをされているが、あとがきでは旅立った人に対してワトソンは追悼している。興味をもたれた方は、ロザリンドの立場にたった『ロザリンド・フランクリンとDNA―盗まれた栄光―』という本が出ているので読まれてはどうだろう。

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20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
研究者の姿勢に関して、ピーター・フランクル著「僕が日本を選んだ理由―世界青春放浪記〈2〉」の中に
フランクル氏にアドバイスを求め、享受し、感謝の念を論文で公表すると約束しておきながら、
実際には履行せず、音信不通になったアメリカ人研究者が紹介されていたが、これなど、まさに
ワトソンの生き様を正面教師とした生き馬の目を抜く競争社会の厳しさを象徴するエピソードである・・・が、全く共感できない。
知的所有権とは、本来、フランクル氏や本書「二重らせん」のフランクリン女史の功績を擁護するものでなければならないはずである。

フランクリン女史の生前の友人であり、科学者を夫にもつアン・セイヤーが、「二重らせん」を読了後、
故人フランクリンの業績を歪めた誹謗中傷への怒りから執筆した「ロザリンド・フランクリンとDNA」は、現在絶版である。
図書館には所蔵されているはずなので、特に若い方には、本書「二重らせん」とともに是非併読してもらいたい。
中村桂子氏が執筆した本書「二重らせん」のあとがき、及び「ロザリンド・フランクリンとDNA」の解説を併読し、
ワトソン、中村桂子を正面教師とするか、それとも反面教師とするかが、大人への入り口となる。

個人的には、中村桂子著「生命科学者ノート」を読み、共感することしきりであっただけに、生きることの難しさを学ぶとともに、
著名になってからの活動よりも、著名になる前の活動に関心をもつ必要があることを痛感したケース・スタディとなった・・・
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18 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
著者のジェームス・D・ワトソンは、言わずと知れた「ワトソン・クリックの二重らせん」構造を発見したワトソン。

DNAの構造解明に成功するまでの過程をリアルに、そして赤裸々に語った感動のドキュメント。

科学者仲間の協力だけでなく確執や嫉妬もすさまじい。
彼らが、二重らせん構造をとらえるに至る過程でのポーリングとの先陣争いのつばぜり合いも熾烈である。
発見後まもなく書かれたということで、いわゆる回顧録とは異なって、当時の新鮮な熱気が伝わってくる。

アメリカからやってきた生意気なヒッピー「ワトソン」と偏屈な「クリック」が、いかに楽しそうに、また悩みながら研究をしていたかが生き生きと描かれている。
科学という普遍性や客観性を求められる仕事と、それに携わる人たちの個性や主観のぶつかりあいの対比が面白い。

また、DNAのらせん構造決定の大きな証拠になったX線解析の写真を持っていたのは ロザリンド・フランクリンという女性。
この女性から、どうやって写真を見せてもらうのか?
その入手方法は、果たしてフェアと言えるのか、どうか。
彼女が待つ悲劇とは?

本文中でクソミソに描かれているX線結晶解析の大御所「ブラック卿」に「紹介文」を書いてもらっているのが、おかしい。

翻訳は「あの」中村 桂子さん。
彼女の最初の翻訳だと思うな。。。
しかし、この発見当時の「生意気なヒッピー野郎、ワトソン」は若干25歳だったとは!

最近、またワトソンが書いた「DNA」と合わせて読むと、面白さは倍増です。

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