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二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
 
 
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二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) [新書]

デイヴィッド・ゴードン , 青木千鶴
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (48件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ハリーは冴えない中年作家。シリーズ物のミステリ、SF、ヴァンパイア小説の執筆で何とか食いつないできたが、ガールフレンドには愛想を尽かされ、家庭教師をしている女子高生からも小馬鹿にされる始末。だがそんなハリーに大逆転のチャンスが。かつてニューヨークを震撼させた連続殺人鬼より告白本の執筆を依頼されたのだ。ベストセラー作家になり周囲を見返すために、殺人鬼が服役中の刑務所に面会に向かうのだが……。ポケミスの新時代を担う技巧派作家の登場! アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞候補作

出版社からのコメント

日本での映画化が決定です。主演の上川さんは〈87分署〉シリーズのドラマでも主演経験ありなので、期待できます。監督はベテランの猪崎宣昭さん。6月の公開に期待しましょう! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 新書: 454ページ
  • 出版社: 早川書房 (2011/3/10)
  • ISBN-10: 4150018456
  • ISBN-13: 978-4150018450
  • 発売日: 2011/3/10
  • 商品パッケージの寸法: 18.4 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (48件のカスタマーレビュー)
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49 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ニューヨーク生まれで、映画、出版、ファッション、ポルノ産業でキャリアを積んだデイヴィッド・ゴードンが’10年に発表した小説デビュー作。アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」の’11年度ベスト・ファースト・ノヴェル(最優秀新人賞)ノミネート作である。

‘ぼく’ことハリー・ブロックはニューヨーク在住の売れない中年作家。ポルノ、SF、ミステリー、ヴァンパイアものと、それぞれ偽りの顔とも言うべきペンネームと著者近影では他人の顔を借りて糊口をしのいできた。そんな‘ぼく’が’09年の4・5月に出くわした事件を初めて実名で綴った手記という体裁が本書である。

きっかけは、12年前に4人の女性を惨殺した殺人鬼で、死刑執行を3ヵ月後にひかえたダリアン・グレイからの告白本の執筆依頼だった。ダリアンは‘ぼく’に真実を明かすことの条件として、なんと彼を熱烈に信奉するファンの女性たちをからめたポルノ小説を書けといってきた。いやいや女性たちを取材する‘ぼく’だったが、彼女たちが12年前のダリアンの手口そっくりに猟奇的に惨殺されるに及んで、事態はとんでもない展開を見せる。

過去と現在の残虐な連続殺人事件の謎解きがメインのプロットだが、読みどころは他にも満載だ。文中作として挿入される‘ぼく’の諸作品の抜粋。‘ぼく’が論じる文学論や作家論はゴードン自身の経歴のなせる技か。鮮やかに描き出されるニューヨークの街並みと生活。そして‘ぼく’の切ない恋愛模様。

本書は、全編にわたって‘ぼく’の破れかぶれのユーモアが横溢したキャラクター小説であり、いままで味わったことのないような独特の雰囲気を持つミステリーの快作である。
このレビューは参考になりましたか?
55 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gl510 トップ1000レビュアー
形式:新書
私は、NHK『週刊ブックレビュー』の『おすすめの一冊』で本書を知ったのだが、そこでは、「冗長ぎりぎりのところで本筋に戻ってくる」、「最後には、そんな一見、本筋とは全く無関係な話にも、意味があったことに気付かされる」というような趣旨のことが語られていた記憶がある。 

そんな訳で、私は、読む前からある程度の我慢は覚悟していたのだが、実際に読んでみると、「冗長ぎりぎり」どころか、しばしばうんざりさせられるほど冗長そのものだったし、二度読みしても、本筋にも作中作にも、冗長さの中に格別の意味を見い出せるようなものはなかった。 

また、残酷でグロテスクな描写も、度を越している。アメリカでは、テレビや映画でのこうした描写は厳しく規制されていると思うのだが、本書のような出版物は、誰でも買えてしまうのだろうか?私は、途中から、不快・気持ち悪いを通り越して正視に耐えないこうした描写は読み飛ばすようにしたのだが、青少年や繊細な人は、本書は読まない方がいいと思う。 

ミステリ的に見ても、「史上初の三冠達成」という本書の触れ込みに、どんなあっと驚く結末が待っているのだろうと、冗長さを我慢して、最終ページまで期待をかけて読んでみたのだが、結局は何もなく、ありふれた結末のまま終わってしまった。前評判が高い分だけ、落胆も大きかったといわざるを得ない。率直にいって、この程度の結末で史上初の三冠というのでは、どんなに評価が高い他の海外新作ミステリも、読む気がしなくなってしまう。 

ところで、最終ページの本当の最後の最後にある思わせ振りな記述がどうしても気になるのだが、これが『週刊ブックレビュー』でいうところの「思いもかけない結末」だとはとても思えない。念のため、インターネットで検索を掛けて相当数の書評を読んでみたのだが、この記述については、スルーしているか「よくわからない」といっているのが大半で、少なくとも、この意味を解説している書評は一つもなかった。 
このレビューは参考になりましたか?
40 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 アメリカの良識 2012/9/9
形式:新書
最優秀新人賞「候補作」。
つまり新人賞にノミネートされたが落選した作品。
これがこの本の正当な評価であり、この評価を下したアメリカの良識を称えたい。

この年の「新人」の中でも次点以下でしかないこの作品を日本の出版社は異常なベタぼめしまくりで、
宝島社「このミス」1位、週刊文春でも年間1位、版元早川の「ミステリ読みたい」でも年間1位だという。
本当かよ、それじゃ他のミステリは全部これ以下だってことなのか?
日本の出版社のミステリ評がいかにアテにならないか、を如実に示すサンプルとしての価値は高い。

タイトルどおり、どうってことのない二流ミステリ。
新刊で買う価値はありません。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 3.0 読みづらい・・・
ミステリーとして話の本筋自体はおもしろく読めます。... 続きを読む
投稿日: 4日前 投稿者: 華野
5つ星のうち 5.0 期待通りの楽しさ
昨年度の海外ミステリー部門で非常に評判の高い作品で、映画化もされたと言う事で、期待を込めて読みました。... 続きを読む
投稿日: 5日前 投稿者: ringmoo
5つ星のうち 3.0 アイディアもキャラもいいが生かし切れていない
世の中には本当に多様に人がいるようで、死刑が決まっている連続猟奇殺人犯に惹かれて手紙を出す女性が結構いるようだ。その死刑囚から二流小説家に手紙が来て、自分の代わり... 続きを読む
投稿日: 11日前 投稿者: スイート・サイエンス
5つ星のうち 5.0 Who is David Gordon ?
『ひょっとすると、読者諸君はもうお気づきかもしれない。ぼくが修正を加えたり、特徴を組み合わせたりした実在の人物に。
<略>... 続きを読む
投稿日: 20日前 投稿者: tutanchamon
5つ星のうち 4.0 サイコホラーだが良質の推理小説
残忍な連続殺人鬼ダリアンより面会を希望する手紙を貰った二流小説家のハリー。彼の希望は獄中の自分に熱心で狂信的なファンの女性から手紙が来ているので、会ってその続きを読む
投稿日: 24日前 投稿者: MACPAUL
5つ星のうち 3.0 翻訳者の仕事の良さが光る二流の作品
原題は『The Serialist』.13年06月には日本映画としての公開も決まっている作品で,... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ポロロッカ
5つ星のうち 4.0 冗長?いやいやそこの描写が面白いんじゃ。。。
結構な分量がある本書は、ミステリー小説に興味が無かった自分でも、終始興奮して読み終えることができました。他のレビュワー様方のなかには、「冗長」「過剰なグロテスク表... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: I MISS NIHON
5つ星のうち 2.0 冗長を重厚だと思えるならアリかもしれない
主人公の設定がキチンとされているため、感情移入はしやすい。他の登場人物も魅力的だ。
しかし、 おかげでテンポが悪い。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: いぬ電気
5つ星のうち 2.0 疲れる本
読むのが疲れる本です。
はじめの30ページを読んで・・・一か月読まずに放置していました。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: らいち
5つ星のうち 3.0 作家本人はご満悦でしょう・・・
SM、ポルノ、SF、ホラー、ハードボイルド、犯罪、現代詩などまさに作者冥利に尽きるさまざまな要素を1冊にぶち込んでいるので、書き上がった瞬間は相当、本人が興奮した... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: nikataro
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