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二十歳の原点 (新潮文庫)
 
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二十歳の原点 (新潮文庫) [文庫]

高野 悦子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (31件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 420 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

独りであること、未熟であることを認識の基点に、青春を駆けぬけた一女子大生の愛と死のノート。自ら命を絶った悲痛な魂の証言。

登録情報

  • 文庫: 240ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (2003/05)
  • ISBN-10: 4101183015
  • ISBN-13: 978-4101183015
  • 発売日: 2003/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (31件のカスタマーレビュー)
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69 人中、63人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
50歳を越えてしまった者です。我々の頃、『二十歳の原点』は、ベストセラーになりました。今の方が読まれても、その時代背景と心情に乖離があり、なかなかうまく捉えていただけないかも知れませんが、「青春の書」でした。

高野悦子さんは、当時立命館大学史学科の3回生で、彼女の日記を本にしたものです。「二十歳」の時に鉄道自殺をして、短い人生を終えました。「孤独感」「挫折感」というキーワードに共感したものです。「未熟さ」は私も共有していました。

今日何十年か振りに再読しました。同世代だった当時と30年経った今とでは当然時代背景も変わり、何より自分が年を取りました。彼女が関わった「学生運動」の総括もできていないまま大学は現在も存在しています。
一応進歩したように見えますが、本質はどうなのでしょうか。「学生運動の成果」はあったのでしょうか。

「自殺」というのは、いつの時代もどんな状況でも他人には理解できないものですね。彼女の親の世代になってしまった訳で、子に先立たれる親の悲しさを感じてしまいました。不幸なことです。自分の人生を最期まで全うすることの大切さを彼女に伝えたかったと思っています。

この本を読もうとしている皆さんの「二十歳の原点」とは何なのでしょうか。「青春」という捉え所のない言葉をどのように感じてられるのでしょうか。

このレビューは参考になりましたか?
29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TAKUMI
形式:文庫
 内容の未熟さとか、子供っぽさとか、そんなことはどうでもいい。部分的な日記の書き込みから、失恋だの、孤独だの、人間関係だの、社会に対する失望だの、自殺の理由を探してこじつけるのは簡単である。あるいは、彼女の真理探究があまりにも性急であり過ぎたとか、いろいろあるだろう。しかし、この本の本当の凄さは、人間はこれ程までに葛藤するのだという事実である。彼女はまさに生きた、命をかけて生きたのだ。ある人間達にとって「生きる」とは、これ程まで真剣であり、凄まじいものであり、そして愚かなのだ。しかし、私は愚かさを笑う気にはなれない。むしろ、確信という自分の傲慢を反省すべきなのだ。この本は、同じ様に自分自身をみつめた若者達には、多くの共感が含まれていると思う。そして、自分自身を見つめたことのない人間には、笑うべきしろ物としか映らないのだろう。

【後記】
 上記は「二十歳の原点」のみで、感想を書いてしまいました。その後、「二十歳の原点・ノート」「二十歳の原点・序章」と読み進み、少し考え方が変わってきています。この本は自殺者の心理というよりも、歴史の流れの中で読む必要を感じました。彼女の父親の世代、価値観、戦争、戦後、禁欲的な理想主義、全共闘、戦後の終焉、エコノミックアニマル、拝金主義的世代、団塊の世代の詳細な分類、その後の破綻。彼女の死は、時代の流れの中で象徴的な価値観の転換期に起こった悲劇だったと思う。
このレビューは参考になりましたか?
46 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい季節だなどとだれにも言わせまい」(ポール・ニザン)
彼女は、六〇年代の激しい学生運動の嵐の中で、最終的に自殺という道を選んだ。私が高校生だったころ、朝日新聞で、本書と高野悦子氏についての記事を読んだことがある。そこには、彼女の友人のコメントがあった。「あの時代は、誰もが自殺する可能性があった。彼女もあの季節を通り過ぎれば、普通の主婦として今も生きていただろう」(概要)。
学生運動の是非については様々な意見があるとは思うが、学生たちは大学、自分達の学問が、果たして社会に役立っているのか、自分の問題として切実に問うた。それが社会変革に結びついたかどうかはともかく、その切実さにおいてうそはなかった。
自殺というと大層な、自分にはとてもできないこと、と思う人も多いだろうが、私には自殺するのに大層な決意はいらないと思う。
彼女の死は、歩道を歩いていて、いつのまにか車道に出ていた、というくらいの感覚、足を踏み外した先がたまたま死だったという気がしてならない。二十歳の苦しみには、そういう危険性がある。自分がどこにいるのか、どこに立っているのか分からなくなるほどの、苦しみ。
恋愛の失敗がその最たる原因だと私には思える。彼女の写真も付録されているが、どうしてこんなに可愛い人が、こんなに恋愛に苦しんだのか、私は写真を見るたびにやりきれなくなる。
学生運動特有の表現が多く、今の時代からすると読みづらさはある。
二十歳はいちばん美しい季節だなどと、二十歳を過ぎた私もいまだに言えない。しかし、この鋭利さの放つきらめきは儚い。その記録は間違いなく美しい。みなそれをゆっくり失いながら、人生を生き延びてゆくのであり、そしておそらく、一生失い続けるものなのだ。
高野悦子は六〇年代の、そして全ての二十歳の象徴として、今もここに佇んでいる。
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若い人へ
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投稿日: 8か月前 投稿者: 甘納豆
言うほどの葛藤はなかった
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投稿日: 12か月前 投稿者: ギャンダム
若き情熱の本
... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: 後生畏るべし
二十歳になる前にぜひ読んでほしいです
この年代特有の不安定さ、純粋さが実に真っすぐな言葉で表現されています。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: トモタン
最初は惹き込まれながら(?)読んでいた、のだが・・・
‘大学に入りたての頃よくきかれたものだ。「あなたは何故大学にきたの」と。私は答えた。「なんとなく」と。勉強もできない方ではなかったし、家庭の状況もよかったから、日... 続きを読む
投稿日: 2010/5/24 投稿者: maggie
美しすぎる違和感。
若くして自殺した高野悦子という女性の日記をまとめた本です。
知ったのは俺が丁度20歳くらいの頃です。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/6 投稿者: ねこじたゴリラ。
何度も自分に問い掛ける、深い日記
最初は怖々と、冗談だと言いながら死について、そして自殺についての考えを廻らしていった高野悦子。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/23 投稿者: Ksuke
今も私の宝物。
高校時代に読んだ「二十歳の原点」三部作は、京都の風景の美しい描写や高野さんの葛藤も含めて、私にとってバイブルのような役割を果たしてくれた。しかし、学生運動に翻弄さ... 続きを読む
投稿日: 2009/7/29 投稿者: ポチR
永遠の為の若逝と思うのはよくないでしょうか…
故・高野悦子さんの詩は瑞々しい。文から水が迸っているような不思議な感覚になる。
あまりにも瑞々しく、心浄れながら切ない。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/19 投稿者: 星月夜
此岸より
僕は、ただ黙って立ち尽くす。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/28 投稿者: liez
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