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二匹 (河出文庫)
 
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二匹 (河出文庫) [文庫]

鹿島田 真希
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第35回(1998年) 文藝賞受賞

出版社 / 著者からの内容紹介

明と純一は落ちこぼれ男子高校生。何もできないがゆえに人気者の純一に明はやがて、聖痕を見出すようになるが……。<聖なる愚か者>を描き衝撃を与えた三島賞作家によるデビュ−作&第35回文藝賞受賞作。

登録情報

  • 文庫
  • 出版社: 河出書房新社 (2005/12/3)
  • ISBN-10: 4309407749
  • ISBN-13: 978-4309407746
  • 発売日: 2005/12/3
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 712,382位 (本のベストセラーを見る)
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狂犬病? 2011/11/6
By S木
形式:文庫
「ワンワンワン、僕は負け犬ジョン、助けてZ999」
「こちらはZ999」
みたいな掛け合いをする高校生というのがイメージがわかない、ウソ臭い。
狂犬になっても大丈夫だとか、首輪をつけて「おまえのことは俺がする」みたいな関係とか。
いじめられっこの孤島の女子高生がミュージシャンになり、おっさんVS女子高生とかいって、おじさんミュージシャンにいじられる「健ロック」という音楽番組とか。
狂犬病になって保健所につれてかれてしまうとか。
何のたとえとかそういうことは特にないのかもしれません。
前衛というか、普通の感覚で読むものではないらしい。
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By ミーミルの泉 トップ1000レビュアー
形式:単行本
『二匹』です。

分量はそんなに多くないですし、難解な表現が使われているわけではないので、多少の引っかかる部分を除けばすらすら読めます。読めますが、物語の意味は分かりにくいです。

エンターテインメントというよりは前衛的純文学寄りなのでしょう。シュールなギャグもかなり盛り込まれているのですが、文字通りあまり笑えるものではない感じですので、エンターテインメント性が弱く感じるのかもしれません。

孤島が中央に祭り上げられ、かえって悲劇を生む場面とか、記号的に描かれているため「特定されない個人」な主人公の二人、いや二匹が、学校という閉鎖社会の中で、更に二匹だけの世界を作って小さくまとまる(もしかしたら小さくないかもしれないし、まとまってもいないかもしれませんが……)あたりは、色々な意味で痛いです。

結局……よぅ分からなかったです。難しかったです。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
野性的な小説だ、と思いました。それも学校という閉鎖的な場所を舞台にしているにも関わらず大きなジャングルを舞台にしているのではないかとふと錯覚してしまうほど、野性的でした。とんがっていて、近づくものを打ち落とすという強い意志も感じます。

三島賞を受賞した鹿島田真希の文藝賞を受賞したデビュー作は、一言前衛という言葉が似合うのではないかと思います。ポップ調の文体に、裏返ったりさかさまになったりと落ち着かない構成。それら含めて、とても楽しく読めたと思います。

ただ、文章にはいちいち引っ掛かりを覚えるところがあったり、物語としての完成度はほとんどなかったりと大きな欠点も多いです。また、物語の意味がイマイチつかめないのは良いとしても、例えば笙野頼子のように作者がわかっているという安心感が、この『二匹』という小説にはないと思います。アンバランスな物語を支えるバランス感覚が欲しいものです。
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