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二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書)
 
 

二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書) [新書]

神野 直彦
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本復活の「絶対成功理論」!
もうリストラはいらない!!
「骨太」改革で国民は骨折。市場万能主義で日本は沈没。消費税増税では財政再建はできない!東京に活を入れた財政の第一人者による、日本再生「最後の処方箋」を!!

世紀末はいつも人々に暗黒のイメージを植え付ける。実際、20世紀末から人類の歴史は、暗澹(あんたん)たる長期的停滞に苦悩し、いずれの国民国家も市場経済と財政という2つの経済の危機に喘いできたといってよい。
溺れる者は藁をも掴む。日本の掴んだ藁は、「レーガノミックス」である。
鹿鳴館の舞踏に酔い痴(し)れる人々の目には、アメリカの栄光は「レーガノミックス」の成功と映ってしまう。レーガンに真似て舞いさえすれば、日本も晴れの舞台で光り輝くことができる。こう堅く信じて、足の長さも手の長さも相違する日本が、レーガンよろしく踊り始めたのである。

内容(「BOOK」データベースより)

日本復活の「絶対成功理論」!もうリストラはいらない!「骨太」改革で国民は骨折。市場万能主義で日本は沈没。消費税増税では財政再建はできない!東京に活を入れた財政の第一人者による、日本再生「最後の処方箋」を。

登録情報

  • 新書: 206ページ
  • 出版社: 講談社 (2001/08)
  • ISBN-10: 4062720876
  • ISBN-13: 978-4062720878
  • 発売日: 2001/08
  • 商品の寸法: 16.8 x 11.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 388,816位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 景気回復と財政再建, 2003/1/13
レビュー対象商品: 二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
 二兎とは何か。景気回復と財政再建の2つである。これまで両者は対立する概念として捉えられ、両者を同時に達成することはできないとされてきた。事実、現在の日本でも財政再建を目指さず景気回復に専念すべきだという議論が巻き起こっている。しかし、筆者は二兎を追うことができると主張する。スウェーデンは二兎を追って二兎を得たからである。もちろん、筆者はスウェーデンを真似ることを主張するのではない。経済規模など何から何まで異なる国の政策を真似ることはできないからだ。

 筆者がこのような主張をするのは、現在の財政危機を時代の転換期に訪れる財政危機だと考えているからである。時代は知識社会に転換しつつある。そこでは、これまでの公共事業中心の政策が効力を失ってしまうのである。筆者は債務管理国家へと転換した上で、この知識社会への変化に対応するべく社会的セーフティーネットの整備を行っていかなくてはならないと主張する。知識社会に対応して、社会が活力を取り戻すことによって財政危機と景気回復の双方を解決していくことができるのである。

 筆者の主張が説得力を持っている要因は、筆者の主張が経済学による単なる政策提言ではなく、歴史的洞察を含んだ深いものとなっていることによるものだろう。日本の将来を憂慮する著書は多いが、歴史的洞察を含んだ本書のような著書は少ない。その意味でも本書は必読の書ということができるだろう。

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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 経済だけでなく、税制と歴史もふまえて新しい政策を提言, 2004/8/29
レビュー対象商品: 二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
 歴史の転換点、産業構造の変貌期には租税体系と財政支出が変化に取り残されて財政赤字と不景気が発生する。この場合に従来の延長線上で減税を実施しても財政赤字が悪化するばかりだし、財政支出をふやしても景気回復に結びつかない、というのが本書の基本的考えである。特に日本の場合はアメリカのレーガン税制の真似をして減税をしたが、貯蓄率の低いアメリカと異なり貯蓄率の高い日本では減税をしても貯蓄に回り景気回復には結びつかなかった。また、クリントンは景気が回復した暁に自然増収が実現するように高額所得者の所得税率を引上げると同時に法人税も増税したが、日本は愚かにも高額所得者を対象に所得税率を引き下げ、法人税率も引き下げた。これでは景気が回復しても税収は増えない。

 ドイツ、フランスは財政再建を優先して高失業率を招いた。日本は景気回復を優先して、景気回復も財政再建も失敗した。スウェーデンはかつての高福祉から財政赤字となったが、景気回復も財政再建も成功した。スウェーデンのように二兎を追ってうまくいくためにはどうすればよいか。

 著者は、産業構造の変化を踏まえて従来の発想を転換し、現物給付の活用・資産税の創設・地方への税源委譲等が必要であると提言している。市場原理主義を徹底批判して、米国だけでなくヨーロッパの統計も踏まえ、歴史も展望しているので読み応えがあった。

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5つ星のうち 3.0 自己の得意な能力をいかした協力でニ兎を得る。, 2010/9/12
レビュー対象商品: 二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
著者のいうニ兎とは、財政再建とと景気回復の事である。

今求めれられているのは、構造転換だが、構造を変えなくても、競争さえすれば、成功する
とサタンが囁く。そのため、競争社会に発展する。だからニ兎追うものは一兎をも得られないという事になる。

では、ニ兎得るにはどうするのか?
それは、自己の得意な能力をいかし、協力しあう事であると著者は、考えている。
勇気と知恵を身につけ、ニ兎を追いニ兎を得る。
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