登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人生で本当に大事なことを思い出させてくれる理論物理学者の愛の物語,
By
レビュー対象商品: 二人で紡いだ物語 (朝日文庫) (文庫)
世界的理論物理学者,米沢富美子が夫との思い出を中心に紡いだ愛の物語。夫を愛し,仕事面では物理学の最先端の理論を提唱するという偉業を成し遂げつつも,3人の娘を育てた女性の半世紀が語られる。冒頭に,仕事でイギリスに渡った夫を追い,イギリスの大学と名の付く30の機関の学長宛に,奨学金付きで自分を受け入れてくれないかと個人的に手紙を出し,2校からOKをもらい,夫とヨーロッパ各地を旅行しつつ1年で博士論文を書き上げる話から始まるその人生密度はとてつもない。 「新しいものを作り上げるには,ある時間,他のことはすべて忘れ,文字通り寝食も忘れて,集中することが必須だというのが,私の経験から得た持論である」といったように,その仕事ぶりから多くのことを学ぶことができるだろう。 また数々のエピソードの中で夫が著者に向かって発した「君が勉強している姿を最近見なくなった。怠けているのじゃないか」「人間,四十歳までに人生が決まる。僕もばんがるから,君もこれからもがんばれ」「できないわけないだろう」といった数々の「名言」も,それを支えにしてきた著者の生き様に裏付けられ,読む人にも勇気を与えてくれる。 そして,何よりも一人の人間として,真摯に生き抜く姿勢に心を揺り動かされる。 最後に,最愛の夫に感謝と愛と別れの言葉をつげる場面は,目頭が熱くなるのを禁じ得ない。愛する妻の声を聞き,夫は奇跡的に意識を取り戻し,黙って妻を抱きしめてから,静かに命を終える。「お父さんは最後までお母さんを幸せにしてくれたね」と娘達がつぶやく。 その後,著者は喪失感により茫然自失となるが,次第に夫との思い出を語ることにより自分が癒されていくことに気づく。そうして紡がれたこの愛の物語は,読む者に人生において本当に大事なことを思い出させてくれるだろう。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
私も頑張るゾ!,
By カスタマー
レビュー対象商品: 二人で紡いだ物語 (単行本)
掛かり付けの女医さんに勧められました。先生も3人の娘さんを持つお母さんです。 先生は独身の私に「あなたも将来は、家庭と仕事を両立する人に なるでしょう。そういう女性のためには、力を与えてくれる本ですよ。」 とおっしゃって、勧めてくださいました。 米沢さんご自身の仕事への情熱や努力は勿論ですが、彼女の根アカな性格と、 物事を悲観的に見ない姿勢が、おこがましいですが、 本当に参考になりました。 私も仕事を頑張り、また、米沢さんのような素敵な伴侶を必ず見つけます! 星が1つ欠けたのは、1冊の本としては全体の構成にバラツキが あるからです。内容の問題ではなく、飽くまで、体裁の問題です。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
創造は、一人ではできない,
レビュー対象商品: 二人で紡いだ物語 (朝日文庫) (文庫)
米沢富美子先生は、アモルファスという材料科学分野で新機軸を築く、ノーベル賞級の仕事をされていることは広く知られている。それは、ご自身の好奇心と行動力によるだけでなく、周りの環境、周りの人の理解と協力によるものであることが、紹介されている。「物理の研究と結婚を両方とればいい。」という夫との出会いが、転機であり、原点であったと感じた。また、湯川秀樹博士との出会いも大きな原動力となったと思う。この本は、創造をするすべての人に対するメッセージであり、子育ても創造に必要であると感じ取れた。 創造は、一人ではできない。読み終えると、久しぶりに震えた本だった。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|