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事故調査 (新潮文庫)
 
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事故調査 (新潮文庫) [文庫]

柳田 邦男
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

起こるはずのない事故が頻発している。科学技術は、システムの自動化・多重化による安全弁を用意したが、技術を操作する側の人間の慢心や過誤による事故までは防げない。再発を防止するには、些事にわたる事故原因の徹底究明が必要なのである。航空機・原発・医療から自然災害・都市災害に及ぶ、具体的な事故分析を通じて、調査に有効な視点と方法を提示し、現代社会の安全を検証する。

登録情報

  • 文庫: 392ページ
  • 出版社: 新潮社 (1997/07)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101249148
  • ISBN-13: 978-4101249148
  • 発売日: 1997/07
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 100,829位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 複合ミス 2001/6/18
By カスタマー
形式:文庫
現代社会はさまざまな複雑な機械、コンピュータープログラムに囲まれている。これらを作り上げたのは人間である。しかし、人間そのものは完璧でありえず、その人間が作り出したものももちろん完璧ではない。その完璧ならざるものを操作、判断するのもまた人間である。ここには必ずある確率で人間と機械の両者に同時に盲点が生じる。この点を踏まえて数々の安全対策が講じられているのであるが、それでもなお重大事故は発生している。これらは想像もしなかった複合ミスの積み重ねの結果であり、すべては人間の思い込み、慣れがこれらの複合ミスを引き起こしていることを知らされた。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「事故調査」は実は普遍的 2010/6/20
By チャウチャウ VINE™ メンバー
形式:文庫
航空、鉄道事故だけでなく、生活に使う品の事故なども含め
警察の捜査とは違う原因調査は再発防止に必要不可欠だ。
柳田邦男さんは、日本で最初期から長く主張して紹介し続け、
今や第一人者と言ってもいい立場になった方。

古い本だが、今でも通用する部分は多い。例えば
人間が起こすミス「ヒューマンエラー」を避けられないと
認めた上で、起こったときにどう被害を防ぐのかという
考え方は、「気が緩んでいたからだ」とか
「気持ちが入ってないからだ」と精神論で原因者を
責めがちな社会のありようとは大きく違う。

JR福知山線の脱線事故でにわかに注目された事故調査
(それも不祥事で、だが)の考え方を知るだけでなく、
「ミスはどうして起こるのか」「どうすれば防げるのか」
というわたしたちの日常にも示唆を与えてくれる1冊。
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5つ星のうち 4.0 私たちが人間である限り 2004/12/28
By あぶはち VINE™ メンバー
形式:文庫
多分、物事はその始まりにおいて、単純だったと思うのです。しかしそれを私たち人間にとってもっと有益にするために、どうしてもより高度になり、従って複雑にまた厳密になることが避けられません。
そうなるとその高度さ守るために、決め事ができて、さらに複雑に厳密になっていく。
もともと有益にするための手段であった高度さ複雑さ厳密さや決め事が、いつの間にか手段ではなく目的そのものになってしまって、当初の意義は薄れ、遵守できない人間をはじき出してしまうように思います。
この「事故調査」を読んで、そんなことを感じました。
私たちの日常をより有益にすることが目的だったはずの、高度で複雑で厳密な技術、あるいは決め事=ルールが、却って私たちを恐ろしい目に遭わせる。それは、その技術やルールを駆使するのが私たち人間である限り、避けられないのでしょうか。
いつもいつも最初の意義を忘れなければ、その技術やルールの素晴らしさに目を見張った時の新鮮な驚きを忘れなければ、そうはならないのでしょうけれども…。
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