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事実は真実の敵なり―私の履歴書
 
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事実は真実の敵なり―私の履歴書 [単行本]

野依 良治
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商品の説明

内容紹介

「化学一筋に愚直に生きてきた」。
湯川秀樹博士に憧れて歩んだ科学の道、ノーベル賞受賞までの知られざる足跡、 間近で目にした「科学者」としての 天皇陛下――。
稀代の化学者が半生を語り尽くす。

もとより科学がすべてではない。しかし、科学は森羅万象を客観的に理解し、また諸々の物事に対して合理的に対処する最も有力な思考方法を提供すると考えている。
化学一筋に愚直に生きて、「研究者」としては世に認めてもらうことができた。
自己実現を志向するものの、決して自己中心で生きたつ もりはない。
残る人生も誠実に社会へ捧げたい。――「まえがき」より

内容(「BOOK」データベースより)

湯川秀樹博士に憧れて歩んだ科学の道、ノーベル賞までの知られざる足跡、間近で目にした「科学者」としての天皇陛下―。稀代の化学者が半生を語り尽くす。

登録情報

  • 単行本: 398ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/4/16)
  • ISBN-10: 4532167728
  • ISBN-13: 978-4532167721
  • 発売日: 2011/4/16
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 今の日本に必要, 2011/4/22
レビュー対象商品: 事実は真実の敵なり―私の履歴書 (単行本)
日経新聞の震災特集の記事に興味をもち、購入。
国に対する熱い想いを随所に感じる。震災後の今、何が事実で、何が真実か、大いに考えさせられた。
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3 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 真実を知ることの危険性も常に考えたい。, 2011/8/8
レビュー対象商品: 事実は真実の敵なり―私の履歴書 (単行本)
 すばらしい成果だと思います。何事も理解されて初めて善悪の判断の対象となり得ます。
 ただし不斉合成の活用には十二分に注意したい。
 自然の摂理に背く光学異性体を使ってみたい気持ちはよく起こりえることですが、それは第2第3のサリドマイド事件を犯す可能性が高く、そういう初歩的な単純発想は短絡的な考えとも言え、自然からの仕返しが何万倍ともなって返って来るかも知れません。自然が使っていない方の光学異性体をうまく活用できないかなどというど素人考えは非常に危険!!!
 この異性体を使った応用として合成甘味料がありますが、合成甘味料もそればかり摂取するとやはりあまり良くはないようです。合成甘味料ばかり摂るのは、何が起こるか副作用がまだ明らかにはなってないようです。一部食品添加物の指定も取り消された合成甘味料もあるようです。
 田中耕一さんの「生涯最高の失敗」、益川敏英さんの「「大発見」の思考法」、野依良治さんの「人生は意図を越えてーノーベル化学賞への道」などのタイトルを見ると、まるで予想外のことから大発見できることを推奨しているようでもありますが、これは危険な考えでもあります。やみくもに行うことの恐さをもっと考えるべきで、奇抜なアイデアや奇抜な実験成果が重宝される時代は昔はありましたが、今後は思慮も持って注意深く進んで行かなくてはならないと思えます。
 注意すべきは、(1)真理を知ることが大切で、科学は真理を知ることで科学者に罪は無く、悪用する人がいるとしたらその悪用する人が悪い。例えば、相対論を発見したアインシュタインは素晴らしく、核爆弾に悪用した者が悪いので、アインシュタインには罪はない。TVインタビューを聞いていたら野依さんの考え方も、科学はどんどん真理を追求すべきで、それを悪用する人が悪く、科学者には責任は無い、というような考え方でいらっしゃいました。
(2)奇抜なことが大切で、どんどん闇雲に進めても良い。ノーベル賞などのプライズも奇抜な実験結果や奇抜なアイデアなどの奇抜な成果に与えるべきだ。
 この(1)、(2)の二つの考え方は昔はともかく、今後は非常に危険な考え方ととらえなければならず、これから先は科学技術もさらに思慮深く進めるべきです。
 原子力のことが理解出来はしたが原子爆弾や原子力発電が作られた。宇宙のしくみも分かり過ぎると、逆にその知識をもとに地球や宇宙を破壊してしまう人も現われかねない。科学は真理を知ること、とかきれいごとを言う人は多いが、それでは済まずに悪用したりする人もいる。原発のようにわざとではない無知の悪用も多い。故意にではなくとも、知らず知らず悪用して取り返しのつかないことになる可能性もある。反物質の応用を考えている人もいるそうですが、星をも消滅させる危険性があるとも言われ、触(さわ)らぬ神に祟(たた)りなし、と言えそうです。(ポジトロン断層法PETでの陽電子利用もありますが、真空エネルギーの利用や反粒子宇宙船は星々をも消滅しかねない。)

「科学は再現可能な現象だけを対象にしますが、人生に日々起きる出来事はすべて二度とはおきない。われわれ人間は日々変化している。」(養老孟司さん、池上彰の宗教がわかれば世界が見えるより)
池田清彦著「科学は錯覚である」などもあります。
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