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事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか?
 
 

事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか? [単行本]

ジェフリー フェファー , ロバート・I. サットン , Jeffrey Pfeffer , Robert I. Sutton , 清水 勝彦
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ワークライフバランス、成果主義、戦略主義、組織変革、リーダーシップ…もうビジネス書やコンサルタントによる「成功の秘訣」や「通説」に惑わされるな!100年に1度の危機に立ち戻るべき経営の基本。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

フェファー,ジェフリー
スタンフォード大学ビジネススクール教授(トーマス・D・ディー2世記念講座)。専門は組織行動学。カーネギーメロン大学より理学士号と理学修士号を、スタンフォード大学より経営学博士号を取得。イリノイ大学、カリフォルニア大学バークレー校を経て、1979年よりスタンフォード大学で教鞭をとる。ハーバード大学ビジネススクールの客員教授の他、世界27カ国のエグゼクティブ・セミナーでの講師も務める。オービドブル・マジック、ユニクル、ソノサイトでの社外取締役、数多くの学術誌での編集委員も務める

サットン,ロバート・I.
スタンフォード大学エンジアニアリングスクール教授。専門は経営科学と経営工学。同大学職業・技術・組織研究センターディレクター、同大学ハッソ・プラットナー・デザイン研究所創設者。ミシガン大学にて組織心理学博士号を取得。1983年よりスタンフォード大学で教鞭をとる。経営者向けセミナーの講師を数多く務め、民間企業に対するコンサルティング活動も精力的にこなす

清水 勝彦
テキサス大学サンアントニオ校准教授。1986年東京大学法学部卒業。86~96年コーポレイトディレクション勤務。その間、ダートマス大学エイモス・タックスクール経営学修士(MBA)。同社プリンシパルを経て、2000年テキサスA&M大学にてPh.D.取得。同年、テキサス大学サンアントニオ校助教授。06年より現職。専門はM&Aを含む企業戦略立案・実行とそれに伴う意思決定。意思変更。その他、米国での学会、論文発表多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 365ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2009/01)
  • ISBN-10: 4492532501
  • ISBN-13: 978-4492532508
  • 発売日: 2009/01
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:単行本
経営は当たり前のことをきちんと実行することだ。しかし、当たり前が難しい。当たり前とは例えば、不完全でもデータに基づくこと、事実を見ること、顧客の意見を聞くこと、従業員の意見を聞くこと。これらを実行しようとする時に立ちはだかるのが、常識の壁である。

著者は、6つの常識を挙げ、これらは「半分だけ正しい」という。常識と思われていることが「半分だけ正しい」とは、物事にはプラスの面とマイナスの面があるという単純な事実である。しかし、実際に組織で行われていることは、プラスの面だけを見て「全部正しい」と思い込んだ常識を実行してしまうことである。

著者が挙げている6つの「半分だけ正しい」常識とは次の6つである。
・仕事とプライベートは分けるべきだ。
・業績が良い会社には優秀な人材がいる。
・金銭的インセンティブは会社の業績を上げる。
・戦略がすべて。
・変革するしなければ死ぬ。
・偉大なリーダーは組織を完全に掌握する。

これらについて、様々な観点から調査し、プラスの面とマイナスの面を非常に明確に示している。金銭的インセンティブは成果主義のことで、このマイナス面を知らない者は日本にいないだろう。
個人的に気に入ったのは、業績が良い会社とは優秀な人材によってではなく、優秀な組織やチームワークが支えているという指摘である。そして、組織が人を作るのではなく、人が組織を作るのだ。人の才能は必ず伸びる。失敗も成功も共有して互いに助けあうべき、と人と人との協力を大切にする精神を何度も強調している。

本書は、互いに成長しつつ協力しあう人間への賛歌である。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:単行本
この本は、なかなか教訓に富んでいた。ビジネスにおける常識や思い込みに対して、一歩引いて冷静に接することの大切さを教えてくれる。

実際、世の中にはサクセス・ストーリーが溢れている。戦略やイノベーションやリーダーシップに関しては特にそうだ。そんな成功例は半分おとぎ話だと分かっていても、なかなか魅力的なものである。本書では、そんなビジネスの世界の伝説から、仕事とプライベート、社員の才能、金銭的インセンティブ、戦略、変革、リーダーシップの6つを取り上げて詳しく検証している。そして、実際にどの程度有効なものなのか、どういう条件が揃えばいいのか、どういう場合はダメなのか、といったことについて論じている。

全面的に否定されている通説は無い。だからこそ、落とし穴があるようだ。本書では「半分だけ正しい」という表現がたくさん出てくる。例えば、金銭的なインセンティブは限られた場合のみ有効なのに、実際はそうでない場合でも乱発されている。戦略も大切なものではあるけれども、かえって「視野を狭める」場合がある。「やる気のある試行錯誤は優秀な計画に勝る」「まず決断し、間違ったら後で直すしかない」という例も示されている。リーダーシップに関する部分も説得力があった。

また、個人的には最近読んだ、柳井正氏の「一勝九敗」と共通する記述が散見されたのも印象に残った。具体的には、新規事業はほとんどが失敗する、こだわって失敗して深手を負わないようにする、失敗する確率が高いからと言って前進をやめようとするのはもっと良くないといった点である。

アメリカのビジネス本らしく、実例がたくさん出てくる。よく考えれば当たり前のことではあるのだが、安易に定説を丸のみせず、智恵を持って謙虚に事実を検証して理解した上でどうしたらよいかを考えるということの大切さに気づかせてくれるという点で、有意義な本だった。
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形式:単行本
事実に基づく経営を行うためには、どうしたら良いのだろう?

それが大切なことには社内で誰も反対しない。では、「その現実とは何か?」それがいつも問題になる。

幹部のみている現実「自分が若い頃は、もっと積極的に顧客開拓に汗を流したもんだ。それが今の若い連中は!」
社員のみている現実「幹部は、仕事を取って来いというだけで、何もしていない。俺たちの稼いだ金から上がりをとっているただのや○ざ」
こんなことが、社内で起きていないでしょうか?この本はこういった社内を纏める方法はのっていません。それでマイナス1。

日本の企業内では社内で議論をする共通言語としての専門的知見が共有できていない。これが専門的知見を有する博士号取得者を使いづらいと判断している本当のところです。本来は議論をするための共通言語としての専門的知見を身につけている専門家としての博士号取得者は、社内での幹部候補生になるところです。そして、この本の内容を使いこなせる会社は客観的な現実をあぶり出す専門的知見を使いこなせる会社でしょう。

博士号取得者を非採用候補としている企業では、この本を使いこなせない可能性が高いと思います。専門的知見を身につけ、自分のキャリアパスを築いていきたいと考えている学生さんは、熟読した上で面接や業務説明会の場で質問に使われると良いのではないでしょうか。

企業の側で、この本の内容を使いこなしたいと考えている場合には、「トップの思いつきが達成できる根拠を部下に造らせるような仕事の仕方をしていないか。」、「専門的な知見を活かせる意思決定過程をいかに作るのか。」に取り組むことが最初になるのではないでしょうか。
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「半分だけ正しい」、という認識をどこまで自分の問題としてとらえられるか
医療分野にはエビデンス・ベースド・メディシンという言葉がありますが、経営にもエビデンス・ベースド・マネジメントという言葉、考え方があってもいいかもしれない、と思わ... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: monozuki
経営における考え方
巷の経営書はとにかく数例の成功例等を挙げて「こういうもんなんだ」と言い切る胡散臭いものが多い。
本書は、そうした姿勢を批判し、事実(Hard... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: θ
装いだけが科学的な危険な本
社会科学系の一般向け学術書によく見受けられる良くないパターンで構成された本です。

良くないパターンはこのようなものです。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: “脳と生命の科学を経営に活かす”
珍しくもまともな経営書は唯物論的スタンス
本書は珍しくもまともな経営書であって、であるからして大して売れていないし、ビジネス書論壇(?)でもほとんど黙殺されている(話題になっていない。つまり意識されていな... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 野火止林太郎
「事実」を認識することこそ難しいはず
流行の経営理論や成功企業を安易にマネることを廃し、実直に事実に基づいて意思決定すべきことを説いた書。あらゆる実証結果に基づいた主張は、まったくそのとおりと思わされ... 続きを読む
投稿日: 2009/2/11 投稿者: ceo72
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