構成は5部に分かれますが、説明・資料的記述以外の「第2章 部署別事例」が大部を占めます。
「事例から学ぶ」として引用される判例は最近のものが多く、また、下級審によるものの掲載も嬉しい点です。
自治体職員の研修機関の手によるものだけあって、説明が丁寧で読みやすいのですが、特筆すべきは「予防」として、事例ごとに類似事案の対処についてのヒントが記述されていることです。
先行事例を「解釈」の上、いかに自らの自治体で「運営」していくかが問われる、「政策法務」が必須の自治体法務を巡る現在の環境で、関係職員の手に取っていただきたい1冊です。