『街場のメディア論』の内田樹先生、大推薦!!
◎ 内 容
「本当に効くのか?」「副作用は?」「自閉症やぜんそくになる
のでは」「自然にかかるほうがいいに決まっている」......。
予防接種が感染症による死者や後遺症を減らしてきたという
功績は、歴史的に明らかなようでいて、未だにワクチンに対する
懐疑的な意見はあとをたたない。
また、世界的に医療の優れている国・日本だが、
こと予防接種となると、なぜか先進国の中でも遅れた状態にある。
なぜ、ワクチンは嫌われるのか。
開発と副作用による事故をめぐる歴史も振り返りつつ、
今の日本の医療政策、メディア、そして医療の受け手側の問題点
などを、一つ一つ明らかにしていく。
新型インフルエンザ、多剤耐性菌問題、ホメオパシー、ゼロリスク
など、最新のトピックも分析しながら、
ワクチン問題の「好き嫌い」と「正邪」の部分を切り離し、
読者を新たな視点に導く、新しいワクチン論。
◎ 目 次
はじめに
1章 ワクチンをめぐる、日本のお寒い現状
2章 ワクチンとは「あいまいな事象」である
3章 感染症とワクチンの日本史......戦後の突貫工事
4章 京都と島根のジフテリア事件......ワクチン禍を振り返る
5章 アメリカにおける「アメリカ的でない」予防接種制度に学ぶ
6章 1976年の豚インフルエンザ......アメリカの手痛い失敗
7章 ポリオ生ワクチン緊急輸入という英断......日本の成功例
8章 「副作用」とは何なのか?
9章 「インフルエンザワクチン」は効かないのか?
......前橋レポートを再読する
10章 ワクチン嫌いにつける薬
あとがき
◎ 著者プロフィール
1971年島根県生まれ。
神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。
1997年、島根医科大学(現・島根大学)卒業。
沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院
内科などで研修後、中国で医師として働く。
NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験。
2004年帰国し、亀田総合病院(千葉県)に勤務。
感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任し、現職。
著書に『バイオテロと医師たち』(最上丈二・ペンネーム、集英社新書)、
『感染症外来の事件簿』(医学書院)、『感染症は実在しない』(北大路書房)、
『麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか』(亜紀書房)
など、多数。
◎ 小見出しなど
「これが、予防接種の本質です」
それは予防接種の功績なのか?/ワクチン中止と感染症の復活/
高額で予約待ちのHibワクチン/2009年のパンデミックが
議論にもたらした成熟/ダブルバインドな予防接種/集団接種は
よくないものなのか/ゼロリスクという幻想/毒素そのものが混
入したワクチン/「副作用」と「副反応」/MMRと自閉症論文
捏造事件/個人の免疫、群れの免疫/ワクチンの外れ年?/ワク
チン嫌いとホメオパシー/パピローマウイルスワクチンで不妊に
なる?/陰謀論は常に流れる/...ほか。
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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
非常に勉強になります,
By
レビュー対象商品: 予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書) (新書)
ワクチンってなんでしょう?どんなメリットがあってどんなデメリットがあるのでしょう? という命題に対して、現場の専門家がわかりやすく書かれています。 ワクチンは白でもなく、黒でもなく、煮え切らないはっきりしない存在、 シートベルトのようなものという比喩がとても印象的です。 科学的・歴史的な視点で構成されているものの、 その道の専門科でないと理解できないというものでも無いので 非医療従事者である一般の方が読まれるも良いかと思いますし、 医療従事者にとっても、現場での問題に関して 我々が感ずるもやもやした部分を上手に言語されている点や 一般の方にワクチンを説明する上で、参考になるかと思います。 ゼロリスク神話の問題点、前後関係と因果関係の取り違え、 被害者がいれば必ず加害者が存在するであろうという思考、 自然なものはよくて自然ではないものは悪いという思考、 根拠を無視した理論構築、好悪と正邪のすり替え、 などに関して具体例を挙げながらわかりやすく解説しています。 本当にワクチンを使っても使わなくても批判されるダブルバインド の状況なのか?幼児的思考停止状態に陥っていないか? そこを考え抜くのが成熟ではなかろうか? という著者の意見に賛同したく思います。
47 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
本書の書評欄の行方はいかに,
By H/H (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書) (新書)
ワクチンとそれを解釈する多様な人間について中立的な立ち位置であろうという思いのもとに記された新書である。ワクチンは嫌い、とか、ワクチンばんざいのように感情的になることなく、ワクチンを考えるための一つ一つの筋道を提示している。複雑な事象であるワクチンというものについての、簡略化することなく複雑なまま啓蒙しようしておりある一面では成功していると思う。このような本がどのように受け取られていくのか、日本の成熟度が試されるのではないか。そういった意味で、本書の書評がどのようになされるのか興味深い。 帯には内田樹先生の「岩田先生は人間的にはきわめて穏やかな人だが、知性の切れ味には寒気を覚えることがある」という一文があるが、これだけ自分の感情を抑制して地を這うような解説ができる人間が穏当なはずがなく、心根には青い炎が人一倍燃え盛っているだろう。
23 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ワクチンは打っても打たなくてもほとんどの人に害も利益もない。,
By チャールズ マンガー (東京都小平市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書) (新書)
筆者は、外来で診察、腕に注射を打つ現役の医者である。ワクチン開発者とかウィルスの専門家ではない。 学者ではなく、現場の人間が書いた文だから論理的でなおかつ平易で読みやすい。 ワクチンの筆者の結論はこうだ。 ワクチンは打っても打たなくてもほとんどの人に害も利益もない。 害は副作用で、利益はそのワクチン接種によってその病気が防げたことになるのだがマイナスに当たる部分(ワクチン代、打たれた場所の痛み、時間)は目に見えてわかるがリターンに関しては目に見えないだけでなく確認できない。予防接種を受けたことによって、その病気を防いだのか因果関係は確認できない。 これが、多くの日本人が予防接種を打たない理由だろう。 僕が一番気に入った箇所はここだ。 ワクチンを接種するのはもちろん自分が病気になることを防ぐためだが、集団免疫といってみんながワクチンを接種するとその周囲にいるワクチンを打っていない人も病気にかかりにくくなる。 ワクチン接種は、自分が病気を移されないためにといった利己的な意味ではなく、普段付き合う人たちや大事な人を病気から守ることにもなる。 海外特に東南アジアに住む人には読んで欲しい。
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ワクチン推進派大絶賛の本
以下は、ある編集者の書評より抜粋。 2009H1N1騒動の際、舛添厚労大臣のブレーンを務めた岩田氏。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: MM
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