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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
10年ぶりに聴きました,
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レビュー対象商品: 予感 (CD)
初期の最高傑作とされるアルバムです。レコードを聴かなくなって久しく、最近ようやくCDで買いなおしました。いつもどおり失恋の歌が多いですが、相手に懇願したり恨んだりといった歌詞の曲は少なく、全体に諦念が前面に出ているように思います。歌声の調子も、迫力を感じさせるわけでもなく不必要に可愛い声(「寒水魚」みたいに)で歌うわけでもなく、非常に穏やかです。その穏やかさが逆に悲しみをいっそう際立たせているように感じられます。 これまで「自分(と相手)」を歌のテーマにした中島みゆきですが、このアルバム以降一人称でありながら「中島みゆき」から距離を感じさせる歌が増えていくように思います。このアルバムに感じられる諦念はこうした変化と無縁のものではないように思われます。 関係ないですが、「絵を描く女性」という人物は「この世に二人だけ」だけでなく「元気ですか」にも登場するのですが、これはやはり実体験から作られた歌なのでしょうか? 下の方が?と書いている「どくおぶざべい」ですが、これはOtis Reddingの"The Dock Of The Bay"のことで、この歌はミュージシャンを目指す友人への歌で、また成功たことで自分の居場所を失ったことを悲しむ歌であり、「愛していると云ってくれ」収録の「お前の家」と同様のテーマのものです。ちなみに歌詞に出てくる「らいかろうりんすとうん」はBob Dylanの"Like A Rolling Stone"のことです。
57 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
終わりと始まり,
By あべまりあ (新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 予感 (CD)
個人的に,共感をもって聴けた最後のアルバム。このあと,歌詞にはやたら英語が混じるようになり,歌い方が良く言えばダイナミック,悪く言えば力業で押す大味なものになっていった。このアルバムを出したころ,中島みゆきが雑誌のインタビューに答えて言っていた。いままで作り貯めた曲は何百曲もある。それを小出しにすれば,いままでと同じようなことはできる。でも,新しいことに挑戦したい,だいたいこのようなことだったと思う。そして柔軟性のないファンだったわたしは,作り貯めた曲を小出しにしてくれればいいのにと想いながら,中島みゆきから離れていった。 わたしがファンだったころは,よくユーミンと比較されながら,ヒット曲を出すこと,売上では向こうがいつも勝っていた。いまの中島みゆきの活躍をみれば,彼女の挑戦は成功だったといえるだろう。にもかかわらず,近年の一連のヒット曲には,不思議と心を動かされない。 たとえばストーンズは新しいことに挑戦しつづけて変わってきたともいえるが,一貫して変わらなかったともいえる。たとえていえば頑固な人間が,いつもきまりの越中ふんどしをしめながら,流行のシャツを着てきたようなものかもしれない。 中島みゆきの旋回はこれとは違う。芯の部分でなにか重大な変化が起こった。
20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
すべての人の人生にファイト,
By プチこぶへい (仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 予感 (CD)
忘れもしない1983年3月、このアルバムがリリースされた。臨月、寒水魚でかなりはまっていた私は、高校受験の一週間前にもかかわらずレコード店へ直行し、予感ずけの毎日となった。そしてファイトを擦り切れるほど聞いた。もちろん高校には無事合格し現在がある。このアルバムはなんと言っても「ファイト」でしょう。斉藤ノブさんのタイコの音、みゆき様のアカペラ。本当にすばらしいの一語。歌詞については言うまでも無いでしょう。なんとなく、自分だけの、だれもが知らない名曲と(かってに)思い「ファイト」とともに人生を戦ってきた思いがありました。その後、CMのバックにこの曲がかかったときは「やられた」と言う思いと、当然いつかはこんな風に使われる時がくるなと感じていた思いが重なり複雑な思いでした。「北の国から」の脚本家、倉本聰氏の役者・脚本家養成学校、富良野塾の創生期にも、みんなでこのファイトを歌いながら、自分たちの住処を自分たちで作ったくだりがあります。みんなこの歌にはげまされてがんばっているんだなとの実感がありあます。「戦う君の歌を、戦わないやつらが笑うだろう。ファイト。冷たい水の中を、震えながら上ってゆけ」 好きですねえ。このフレーズ。 その他、誰のせいでもない雨が、縁、夏土産、どれも名曲で、当時、深夜放送を行っていた彼女の声も鮮やかに思い出されます。 思い入れ強いので☆5つ
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