今年も遂にこの日が来ました!前作から364日振りにリリースされたさだまさしニュー・アルバムを聴いている今私はとても幸せな気持ちに包まれています。本作は原点に立ち返ったシンプルなギター・サウンドで、さださんの抒情的な物語詩の世界が気負わない素直な美しいメロディーに乗って静かに心地良く心に届きます。
『片恋』とても切なく遣る瀬ない気持ちが込み上げ心震わせる会心の名曲だと思います。
『その橋を渡る時』人生の選択と決断について淡々とでもきっぱりと歌います。
『何もなかった』「フレディもしくは三教街」や「あと1マイル」の系譜に連なる穏やかだが心波立たせる反戦歌です。
『つくだ煮の小魚』井伏鱒二先生の詩にさだが曲をつけた真面目な唱歌風の曲です。
『思い出暮らし』人生について「こんな風な生き方では駄目だよ」と厳しく叱るのでなく優しく軽やかに忠告してくれます。
『冬薔薇(ふゆそうび)』不意に別れを告げる彼女に対し深刻に悩まずにまだ間に合うと信じ真剣に愛を誓います。
『私は犬に叱られた』犬が人間に思い上がるな!と一喝し説教するという設定の衝撃的な歌で、本当は笑える詩を真面目一本槍で歌い切るお見事な技に感服します。
『茨にもきっと花咲く』「自分を信じて未来へ進んで行こう」と勇気づけ優しく励ましてくれる爽やかな人生の応援歌です。
『静夜思』唐の詩人李白の故郷を思う詩から詩想を膨らませ宇宙をも歌い込んだ郷愁を呼ぶ極めて美しい名曲です。
『予感』さださんらしい誠に無欲で謙虚で控え目な優しさ溢れる詩の世界です。読むと思わず泣いてしまいそうになる詩を柔らかなメロディーが和らげてくれています。
本当に息が永く愛される歌手さださんにとってデビュー40周年やソロ・コンサート通算4000回も夢でなく完全に達成が見えて来ました。私としてはどうかがんばり過ぎないで、これからも心に残る良い歌を数多く作って楽しませて頂きたいと願っています。