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予告された殺人の記録・十二の遍歴の物語 (Obras de Garc〓a M〓rquez (1976-1992))
 
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予告された殺人の記録・十二の遍歴の物語 (Obras de Garc〓a M〓rquez (1976-1992)) [単行本]

ガブリエル ガルシア=マルケス , Gabriel Garc´ia M´arquez , 野谷 文昭 , 旦 敬介
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

町中の誰もが、充分に知っていた。しかも誰もが、他ならぬ犯人たちでさえ、なんとしても阻もうとしていたのだ。その朝、彼が滅多切りにされることを。ただ一人、当の彼だけを除く、誰もが…。運命という現実。その量り知れぬ糸模様の全貌に挑む、熟成の中篇。さらには、人生という日々の奇蹟。その閃光を、異郷に置かれた人間の心に映し出す、鮮烈な十二の短篇。

内容(「MARC」データベースより)

そして彼は最後に気づいた。おれは殺されたのだ…。運命という現実。その量り知れぬ糸模様の全貌に挑む表題作をはじめ、人生という日々の奇蹟の閃光を異郷に置かれた人間の心に映し出す12の短篇を収録する。

登録情報

  • 単行本: 349ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/01)
  • ISBN-10: 4105090135
  • ISBN-13: 978-4105090135
  • 発売日: 2008/01
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 381,280位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 『予告された殺人の記録』は著者自身が実際にあった事件をモチーフに町の人間に取材していくかたちで進んでいく小説です。町中の人間に知れ渡り、犯人が誰かもわかっており、当の犯人のやる気も欠けているにもかかわらず、彼は滅多切りにされてしまった。殺人事件が起こるまでとその顛末をドキュメンタリー形式で追います。形式の面白さだけなく、犯人がなぜ犯行におよぶにいったのか、周りの人間の考え方、それらに含められた風刺に気付かされます。物語とジャーナリズムを混合・再生成することで、人生における一つの運命が濃厚に圧縮されています。
 『十二の遍歴の物語』はヨーロッパを舞台にした短編集に、ガルシア・マルケスがこれらを書くまでを語った「緒言」とノーベル文学賞受賞講演「ラテンアメリカの孤独」が加えられています。「悦楽のマリア」「毒を盛られた十七人のイギリス人」が好きです。
 「悦楽のマリア」は夢のお告げによって知らされた自分の死期のために着々と準備を進めるマリア・ドス・プラゼーレスが、当の死期を迎えたときに何を思ったのか。「悦楽」の意味がよくわかりました、
 「毒を盛られた十七人のイギリス人」ではローマの教皇の告解を受けるべくイタリアのナポリにたどり着いたプルデンシア・リネーロ夫人が異国の地で次々と起こる出来事に振り回される話です。確かに一日にこれだけのことが起こったらぐったりしそうです。
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By VINE™ メンバー
形式:単行本
ノーベル文学賞に輝く、ラテンアメリカを代表する著者の作品を初めて読みましたが、<文学>という敷居の高さをあまり感じさせず、多くの方が支持するのも納得の作品、という印象を受けました。

【予告された殺人の記録】(1981年発表)
南米コロンビアのある町で、事件は起こった。サンチアゴ・ナサールは、ある朝、司教が船で到着するのを待つために外出するのだが、そこに待ち受けていたのは「死」であった…。

「文学には禁じられている偶然が、人々の間でいくつも重なることによって、あれほど十分に予告された殺人が、行われてしまったこと」
−−ナサールはなぜ殺されてしまったのか。この謎を、著者でもある記述者の<わたし>がドキュメンタリータッチで描いていきます。

この作品で描かれている事件は、実際に起きたことを題材にしているとのこと。
事件が起こるまでの時間軸を、何度も視点を変えて描写していく中で浮かび上がるのは、「共同体」に縛られた人々の行動の不可解さでした。
事件そのものは、「惨殺」と呼べるものですが、「悲惨・陰惨」といった感じがあまりしないのは、著者の作風の特徴なのでしょうか。

【十二の遍歴の物語】(1976〜1992年発表)
創作ノートとでも言える「緒言」に続く、12の短編は、様々な題材で描かれています。
次は一体どうなるのか、と言う興味で読者を引っ張る、「何が待ち受けているか分からない」物語は、<文学>以前に、小説の持つ魅力を存分に堪能させてくれるように思います。

なお、途中で気がついたのですが、この作品群の共通点は、舞台を「ヨーロッパ」に置きつつ、登場人物が「ラテンアメリカ」ゆかりの人物、というところにあるようです。

【聖女】【八月の亡霊】【毒を盛られた十七人のイギリス人】が、私の選んだベスト・スリーです。
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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ton VINE™ メンバー
形式:単行本
 翻訳書独特の角ばってチクチクする感じは仕方ないけれども、物語の構造が複雑なので登場人物の関係図くらいは紙に書き出したりしないと「アレ? これ誰だっけ?」といった事態になりかねない。積読派の方にはキツイ作品。

 ミステリーというよりは、群像劇に近いのかな。読み応えもあって面白いのだけれど、人に自身を持って勧められるものでもない。絶対この手の本が苦手な人もいるはずなので、一度本屋などで中身を確認してみると良いと思う。
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