術者の技量や考え方に依存しているのが現状の乳房超音波検査の標準化のために、用語の定義や所見の取り方について記載されています。診断のプロセスの標準化のために、鑑別診断のフローチャートが作成されています。
初版との違いは、日本の分類に沿って病理のカラー画像と解説、エラストグラフィー、生検手技などの項目が追加され、全体にレイアウトが見やすくなった点です。
診断のためのフローチャートは、丸暗記には向かない長大作ですが、悪性よりか良性よりかの重みづけを学ぶには、大変有用です。
エコーの原理の説明において、略語が説明なく登場する点は、改善を求めたいです。
今回のパワーアップにより、もっともわかりやすく有用な乳腺超音波の教科書の地位(当社比)はゆるぎないものになったように思います。