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乱鴉の島 (新潮文庫) 文庫 – 2010/1/28


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

犯罪心理学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。本格ミステリの醍醐味溢れる力作長編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

有栖川/有栖
1959(昭和34)年、大阪生れ。同志社大学卒。書店勤務を経て、’89(平成元)年『月光ゲーム』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 511ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/1/28)
  • ISBN-10: 4101204365
  • ISBN-13: 978-4101204369
  • 発売日: 2010/1/28
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 森 郊外 投稿日 2011/12/19
形式: 文庫
本書は推理作品としては凡作だが、個人的に好きな作品。
作者シリーズものには火村英夫ものと江神二郎ものがあり、私は常に読者への挑戦状を挿み込むなど本格推理に徹しながら青春ものの青臭さを感じさせる江神ものがすきなのだが、本書には江神もののような青臭さのようなものが感じられる。

本書はいわゆる孤島もので、火村作品では初めてだが、江神ものならそのものズバリの「孤島パズル」と、もう一つ「双頭の悪魔」があり、推理作品としては断然これらの方が良い。

本書のシチュエーションは解説にも若干触れているが、同じ江神ものでもむしろ「女王国の城」に近い。
主人公たちが紛れ込んだ場所(本書は黒根島、「女王国の城」では人類協会の総本部)で、主人公たちをとり囲む集団が集団としての秘密を抱え、その秘密保持のため主人公たちと対峙する。

ただ、本書の場合、その中心にいる孤高の詩人・海老原瞬と、その海老原を取り囲む人々との関係性がイマイチ不明で、皆が海老原の熱烈なファン・同志だというが、では彼のどの作品のどういうところに彼らが惹かれたのかとかの説明は一つもないし、あるいは別の事情(海老原との、あるいは彼の亡き妻・八千代との個人的なつながりがある等)があったとしても、それらは一切描かれていないため、彼らが抱えている秘密を解き明かされてもイ
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 志村真幸 トップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2007/8/28
形式: 単行本
 有栖川作品としては平均的な出来と思う。可もなく不可もなくで、ミステリとしてはいまいち魅力に乏しい。
 火村シリーズで4年ぶりの長編ということもあってか、火村・有栖川コンビがいまいち冴えない感じなのが残念。特に有栖川の暴走(本当はそうでもないのだが)にはしらけてしまう。
 メイントリックは、それはそれで面白いのだが、本筋とは関係ないような気がするのは私だけではないだろう。
 クローンとか巨億を稼ぐ青年実業家とか、時事ネタに走っているのもちょっと。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Yosh 投稿日 2006/7/22
形式: 単行本
批判覚悟で、有栖川有栖らしい無難で、よくできたミステリと思う。

安心して読むことができました。

そして読後感も非常に満足。

でも火村シリーズの孤島ものということなのか、久々の長編ってことなのか、ところどころ、えらく気合が入っていて、その部分が若干上滑り気味?と思わないでもなかったです。

謎のIT長者にまつわるような同時代性を盛り込もうという意欲は評価できると思いますが、ちょっと組み入れ方に、なんとなく違和感を覚えたのは私だけでしょうか。

でも久しぶりに完成度の高いミステリを読んだとは思っているので、自分が欲張りなだけかも。
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33 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 おんどり 投稿日 2006/11/18
形式: 単行本
よく出来たミステリだったと思う。「本格ミステリ」という枠内にきっちりと収めきった印象。

しかし「本格ミステリ」の枠内にきれいに収められる作家というのは、あまりいない。

多くの作家は、枠から少しはみだそうとしたり、枠の中でオリジナリティを出そうとして小説としてのバランスを崩す。

有栖川は「本格ミステリ」を忠実に模写しようとする。

惰性で書きつづけるのでもなく、ミステリというジャンルと格闘するのでもなく、ただただ「本格ミステリ」の美しさを称えつづける。

単に保守的なのではなく、おそらくその魅力に飽くことなく魅せられつづけているからなのだろう。

この一途さ、ピュアさこそが有栖川有栖の最大の魅力なのではないかと、私は思う。
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 HERBAGER 投稿日 2008/9/11
形式: 単行本
火村シリーズの長編ということで期待していたんですが………。
読んでがっかりでした。
孤島に滞在している登場人物がとにかく薄っぺらい、最後に真犯人が明かされても「だれ?」という感じでした。
何故人物がこんなに描けていないのか?
犯行動機も、あれでは結局誰を犯人にしてもよいわけで、何の驚きもありませんでした。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 silca 投稿日 2013/9/15
形式: 文庫
典型的な孤島物な感じだが殺人事件の謎解きには大して面白みが無く、
どちらかといえば『なぜ彼らはこの島に集まったのか』という謎がメインで、
いくつかの推測がなされじわじわと真相に近づいていくのは面白いのだが、
最終的に明らかになる真相がそれまでの想像と大して差がないのがややガッカリ

また『なぜ犯人は被害者の発見をわずかに遅らせようとしたのか』という謎の答えが
現代的かつ孤島物というネタを利用したものだったのが、新世代的ミステリな感じがした

名作とまではいかないが、まあそれなりに楽しめる作品
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