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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
40年ぶりの官能・・・。,
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レビュー対象商品: 乱れ雲 [DVD] (DVD)
1967年11月18日公開。なぜか当時11歳の僕はリアルタイムで観ている。併映の森繁久弥とフランキー堺の駅前シリーズ「駅前百年」が本命だったのかどうかは記憶に残っていないが、父か母かどちらかと観にいったのだ。本作が始まったらなぜか恥ずかしくて、席を親から離れて観ていたことはしっかり覚えている。少年が垣間見た大人の愛の世界の初体験だった。 白状するが司葉子は私の理想となった。「清楚で上品でしっかりとした意見を持っている美人」でなければ完璧な女性ではないと感じた。顔の好みもそのようになった・・。相沢婦人になったときは自殺したくなったが、最近の映像を見ると相変わらずの美しさですね。もともと島根県の良家の子女なのですからごく自然な人生だったのかもしれませんが・・。 さて40年ぶりの観賞でしたが、今では考えられない森の中での抱擁シーンでの奥ゆかしさと、名場面との評価が揺るがない温泉旅館での司葉子の表情。嗚呼、なんという凄い色気。二回目の接吻を求める瞬間の表情で、私は理性を失った。 僕に大人の愛の心模様を教えてくれた生涯の傑作。加山雄三は「赤ひげ」よりもこの作品で一皮向けたのではないでしょうか?良かった良かった。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
究極のエロス,
By カスタマー
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女性映画の巨匠、成瀬巳喜男監督の遺作です。メロドラマとして非常に質の良い作品で、TVなどで何度もリメークされているのでもわかるように、非常にすぐれたストーリーを楽しむことが出来ます(脚本は山田信夫氏)。 しかしこの映画の最大の見所は、加山-司の両者が演じる恋愛関係。交通事故の加害者と、被害者の夫という微妙な関係にある二人が少しずつ惹かれあう心理の動きが、見事に映像で表現されます。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
永遠の名作,
By デ・グリュー (埼玉県所沢市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 乱れ雲 [DVD] (DVD)
この映画を一体何回見たことだろう。二十代前半に三百人劇場で初めて見て以来、事あるごとに観賞している。山田信夫の脚本はメロドラマの王道を行っていて、男と女が出会い、離れ、また巡りあうストーリーをよく練り上げている。成瀬巳喜男の演出は端正で抑制が効いているだけに、ラスト近くで迸り出る情熱の表現がより鮮やかな印象を受ける。そして、最高に素晴らしいのが、司葉子の演技である。『紀ノ川』で主演女優賞を総なめにした翌年の作品で、彼女の全盛期といっていいが、美しい顔立ちのなかでとりわけ目の表情が冴えに冴えている。夫と栄転を喜ぶ場面、夫の葬式で加山を睨む場面、故郷の十和田に帰って来たバスのなかで思い出に耽る場面、青森のパチンコ屋の外から加山を見やる場面など、枚挙にいとまがないほど、その目は変化に富んでいて、見る者をして自然に主人公の内面に触れさせることになる。この映画の魅力は司葉子が支えているといえるのではないか。かつて、同じ脚本で、別の女優主演のドラマを見たが、まったく面白くなかったことからも明らかだ。最後に、この映画でわたしがもっとも好きな場面を挙げよう。十和田のホテルのバーで、二人が何度目かの再会をし、酒に酔った司葉子が加山をなじり、「どこか遠いところへ行ってしまって」と言い放つ場面、絶妙なカメラワークや音楽と相俟って、はげしく揺れ動く女ごころの表現として圧巻だった。
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