登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本推理作家協会賞受賞作全集 第33巻,
By
レビュー対象商品: 乱れからくり 日本推理作家協会賞受賞作全集 (33) (文庫)
隕石の直撃による横死という、とんでもない奇禍から幕を開ける本作。本作においては、その出来事が、奇怪な連続殺人の発端であると 同時に、クライマックスでもあるという円環的構造になっています。 また、本作の根幹にあるのは、いわゆる《操り》で 『Yの悲劇』や『獄門島』との類似性が指摘できます。 ただ、通常、《操り》においては、超人的な知能を持つ人物が、直接あるいは間接的に 実行犯(探偵役)を支配するといった形式が採られますが、本作では実行犯の代わりに 「からくり」がその役目を担っているというのが特色。 タイトルが示すように、本作にはからくり仕掛けの玩具や屋敷など、 全編にからくりが横溢しているのですが、作中の連続殺人も、犯人が 巧妙に仕組んだ「からくり」であり、一度スイッチが押されたら、人間の 手を離れ、定められた動作が終わるまで自動的に動き続けるのです。 犯人の狂気や妄執が乗り移ったかのような「からくり」の暴走は、いかにも グロテスクですが、人が持つ救い難い業を克明に形象化していると思います。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|