自分が建築を勉強をしていることもあって、九龍城の建築的適当さに凄く興味があった。
九龍城は、複数の建物が集まる街でありながらも、それらが無秩序に建設されている事から街というより一塊のボリュームとして存在していた。
建物間の隙間は道路というより廊下であり、その頭上に微かな日の光がのぞいている。
自分としては、各建物間の隙間や城内の路地的な空間といった要素を見たいと思いこの本を買ったが、残念ながらそのような要素を捉えた写真はあまり見受けられなかった。(何枚かはあったが)
個人的に、表紙以上の写真はあまり掲載されていなかったように思う。
掲載されているのは、当時の住民とその住居の写真、そしてインタビュー。ページ数の大半はそれに占められている。
九龍城での住民の生活を知りたい方にはとても参考になる資料だと思いますが、
九龍城の空間に興味のある方は、他の本を購入されることをお勧めします。