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九月の四分の一
 
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九月の四分の一 [単行本]

大崎 善生
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“世界一美しい”と言われる石畳の広場でひとり途方にくれていた。逃れるようにして辿り着いた場所で君と出会った。失ったはずの大切なものを僕は取り戻し、君はあいまいな約束を残して、追われるように姿を消した…。表題作ほか三篇。失われたときの痛みとぬくもり心のゆらぎを紡ぐ著者初の短篇集。

内容(「MARC」データベースより)

遥か遠くにいて、今も君を近くに感じている…。失われた時の痛みとぬくもり、心のゆらぎを紡ぐ、甘美な恋愛小説4篇を集めた短篇集。

登録情報

  • 単行本: 203ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/04)
  • ISBN-10: 4104594016
  • ISBN-13: 978-4104594016
  • 発売日: 2003/04
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 324,556位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 静かに奏でられる曲のような作品, 2004/4/15
レビュー対象商品: 九月の四分の一 (単行本)
『パイロットフィッシュ』『アジアンタムブルー』ともに、同様の熱く重くとんがった情熱をほとばしらせていた大崎氏、ここに来て全く別の恋愛小説の展開をみせてくれましたね。4つの短篇は、それぞれに趣をたがえながら、どれも清冽な気配を失わず、過去の話を語るだけにとどまっていない。そこが『九月の四分の一』のいいところだと思います。2つ目の「ケンジントンに捧げる花束」は、吉田宗八という日本を捨てイギリス人として亡くなった老人を配することで、恋愛小説の域を超えて落ち着いた味わいのあるものになっています。表題作にもなっている「九月の四分の一」は、外国の風物をバックに、もう取り戻せない過去の恋の経緯が明かされる。“クオーター・セプテンバーじゃなくてキャトル・セプタンブル”と、ずっと心に引っかかっていた違和感の謎がとけて、僕が静かに過去の恋を胸におさめるシーンは切なくてちょっと泣けます。大崎氏の本は、いつも装丁がとても綺麗で、今回もステキです。装丁にマッチした内容で満足しました。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 恋愛短編集, 2007/4/9
変?なタイトルに惹かれ買ってみました。

収録されているどの短編もいいです。長編も読む前に短編からどうぞ。

(ただ、どうしてどの作品の主人公もこんなに無気力なんでしょう?)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 村上春樹を思わせる青臭さが素敵だ, 2006/5/7
By 
くわもちじんぺい (新潟県) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
 私は青春小説に弱いのかもしれない。使われる小道具に、いちいちグッときてしまう。「報われざるエリシオのために」という、実在するかどうかわからない彫刻。その基になるヨーロッパ民話の詩的情緒がたまらない。

 「ケンジントンに捧げる花束」で宗八が、拷問された体で口にするアイ・ラヴ・ユー。悲壮な美しさだ。

 そして、北海道の小さな公園で、アコースティク・ギター!でゆるやかに歌われるツェッペリンの「ロックン・ロール」。「悲しくて翼もなくて」は、夭折した天才女性シンガーとの交流をよくあるストーリー展開で流したものに映るかもしれない。だがここに描かれる情景の清明さは、「ロンリー・ロンリー・ロンリー…」と繰り返される有名な英詩と響きあって美しい。

 表題作は、文学を志した青年が一度は夢見た、せつない出会いの物語だ。
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