3×3(サザン)EYESシリーズや、幻蔵人形鬼話シリーズでおなじみの作者のこのシリーズ。
ナンバリングは第3巻ですが、前年(明治16年)を扱ったストーリーもあるので実際には第6巻目となります。
これまで主人公しずめ達となかなか馴染まなかった京都の陰陽師(妹の方)安倍清女ですが、本巻で起こった事件を通して、しずめに心を開きます。
しずめ一行とはまた違った得意分野を持つ清女、新たに(改めて?)仲間が増えることでこれからまた様々な活躍が期待できそう。
物語はこれまたなんとも良いところで区切りが付いてしまい、続きが待ち遠しい限り。
このシリーズ、実在する人物や歴史上の事件を上手くストーリーに絡ませてくる辺りは流石。
随所に仕込まれた伏線も徐々に見えてきたと言ったところでしょうか。
個人的に気になる点、その1
作中、新撰組の隊士が何人か登場しますが、この
箱館妖人無頼帖ヒメガミシリーズとまったく同じ人が出てます。 というか年代もほぼ一緒。
比べてみると、その描かれ方(キャラの違い)が面白いです。
個人的に気になる点、その2
妖怪(本作中では九十九神と呼称)の使役方法が、この
鬼切り夜鳥子 ~百鬼夜行学園~シリーズに良く似ている点。
妖怪を使役するという事の異常性をビジュアルに訴えた結果…でしょうが、そのハンデを乗り越えて活躍する両シリーズの主人公は、単純に素晴らしいと言えます。