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最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
それでも消えなかった,
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レビュー対象商品: 九十九の空傘 (ガガガ文庫) (文庫)
人間がいなくなってしまった世界には、人間の残した想いが宿った器物たちが意識を持ち、その人間の姿をして暮らしていた。九十九神たちが生きる世界。彼らはその想いが残る限り、昔のままで保たれ続ける。そんな世界に目覚めた、傘の九十九神・カサ。少女の姿をしたカサは、銃の九十九神・シグに拾われる。カサは、街中に広がる霧に取り込まれそうになっているところを、シグの銃弾により助けられたのだ。 初めは自分が九十九神であることを認められなかったカサだが、お腹も空かない、トイレにも行く必要がない、怪我をしても寝れば直ってしまうという自分の現状を認識し、それを受け入れるようになる。 そんな九十九神たちが今も残っている理由。それは、そこまでしても果たしたい強い想いを抱えているということ。そんなカサの想いは、九十九神の天敵である霧が漂っている場所にあるらしい。その想いを思い出すため、カサは危険を感じながらもそこに飛び込んでいく。 人間ではない、人間の形をした存在による、人間らしい想いを遂げるための物語。人間のようにあるために、他のもののために、自分でその外に飛び出したものの物語。 あまりにもハートフルなやさしい物語なので、ボクにはキレイ過ぎる。
5つ星のうち 5.0
静かな世界観。優しい物語。,
By 購入者 (栃木県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 九十九の空傘 (ガガガ文庫) (文庫)
今更のレビュー失礼致します。廃墟、雨、傘…などが好きで、表紙の透き通るような世界観にとても惹かれ、表紙買いしました。 で、結果。買って良かったと思いました。 現在、私が読んだラノベの中でも指折りで好きな物語です。勿論、えいひさんのイラストも最高です。 銃を持った青年と何も知らない少女が出会う…というと、なんとなく 「青年が1人の少女を護る為に…」みたいな熱い展開を勝手に(私がw)イメージしてしまうのですが、 熱い展開はあまりなく、どちらかというと読み終わった後にじんわり…と心に染みるような作品でした。 なので上記したような展開を望んでいる方には、物足りないだろうなぁ…と。 戦闘シーンもあるにはあるのですが、メインはそちらではなく、人との繋がりや心の動きかと思います。 まさに物語の序章。シグとカサが“共に歩む”までがこの1巻に収められているかな、と思います。 私は、熱い展開を特に好んで読んでいるわけじゃないので、結果としてプラスになりました。 登場人物の考え方が、それぞれしっかりとしており、それぞれのエピソードも王道ながら、ブレがなかったです。 想いだけが残された状態で、その想いが分からないままで、それでも、それぞれの生き方をしているところが凄く良い。 シグはとても優しく、そしてシグに興味を持つカサ。2人のやりとりも微笑ましく、可愛らしい。 またネタバレになるので、あまり言えませんが、途中で「猫」が出てきます。 私が動物ものに弱いっていうのもあるんですが、よく動物に対して思ってしまう 「仕方ない」という感情を上手く扱っていて、個人的に凄く良かったです。 この2人の物語を追いかけていきたいです。 2巻を心待ちにしているのですが、まだ出ないのでしょうか…。
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