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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
安楽椅子探偵ものといえば,
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レビュー対象商品: 九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2) (文庫)
安楽椅子探偵ものの短編集で、8編収録されています。表題作は最も有名な安楽椅子探偵ものと言っても過言ではない作品です。「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、まして雨の中となるとなおさらだ」という言葉だけで、ある事件の存在を見抜くという短編です。その論理はちょっと飛躍しすぎじゃないかと思ったりもしますが、想像力はなかなか逞しいです。これ以外の作品はちゃんとした事件で、論理も飛躍せず、かなり面白い部類に入ります。全ての収録作品が安楽椅子探偵ものではありませんが、探偵役はみなニッキイ・ウェルト教授。チェスを嗜み、どことなく話し相手を子供扱いにする人です。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
《推理連鎖》ものの嚆矢,
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レビュー対象商品: 九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2) (文庫)
◆「九マイルは遠すぎる」
▼あらすじ ニッキィ・ウェルト教授は、友人が思いつきで述べた言葉、 「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、まして雨の中となるとなおさらだ」 をもとに推論を展開し、言葉の奥に隠されていた意外な事件を明らかにする。 ▼感想 いわゆる《推理連鎖》ものの嚆矢。 著者は、本作の構想を練るのに十四年かけ、執筆は一日で終えたそうです。 ミステリの新しい「型」を創出したという点で、本作の達成はじつに偉大。 しかし、読者に必要十分な手掛かりを提示しないのは大きな瑕と言わざるを得ません。 特に、適当に述べていたはずの友人の言葉が、じつはそうでなかったことを 結末近くになって明かす展開は、アンフェアの謗りを免れないと思います。 ◆「エンド・プレイ」 マクナルティ教授が自宅の玄関で射殺された。 当初、彼と揉めていた学生の犯行かと考えられたが、遺体に パラフィン・テストを施した結果、火薬(硝酸塩)が検出され、 自殺の線が濃厚となる。 果たして、彼は本当に自殺したのか? 教授が死の直前まで友人とやっていたというチェスの盤面や駒の不自然さから 真相を導き出していく手つきや、一見「捨て駒」扱いのレッド・へリングに皮肉な 役割を担わせる技巧がじつに秀逸です。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
定番作品,
By カスタマー
レビュー対象商品: 九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2) (文庫)
アームチェア・ディテクティブ・ストーリーの定番として、ミステリに興味のある人間なら大抵は知っている作品。 探偵役本人は事件現場に居合わせず、赴きもせず、 人から聞いた情報だけで推理をおこなう。 表題作を例に挙げれば、 英語にしてたった十一語のセンテンス 「九マイルは遠すぎる、ましてや雨の中ともなれば」 から、可能な限りの推論を引き出すのである。 同じ手法の作品は数あれど、『定番』も良い物だからこそ『定番』たりうる。
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