これまでお稲荷さんに対しては、油揚げ食べてる神様というイメージしかなかったんですが、
その考えを改めることにしました。
一般的に畏怖されている(と思われる)稲荷神社やお稲荷さんを分かり易く、
どのようなご利益があるかを説明し、
それぞれのお稲荷さんにまつわるエピソードを描くことで、
ポップなキャラクターとして成立させている…。
そのこともあって参拝に対する敷居をずいぶんと下げることに成功しているように思います。
やったね。
もちろん今年の初詣は稲荷神社。来年は親類縁者一族郎党でイナりに参ります。
本文で関心したとこは、仏滅や大安などといったいわゆる「六曜」が根拠の無いものとして論破されていること。
江戸時代に博徒や遊女が使い始めたことは知ってたけど、カレンダーなどで使われることになった経緯や、六曜を割り出すための計算式などについても詳しく説明されてる。
(仏滅なんかに惑わされないで!by月姫)
昔から伝わっている習慣って割と無条件で信じちゃうから、こういう当たり前に信用しちゃってることを説明してくれてることがよかった。
彼女はこの本でいにしえの日本人が持っていた自然や目に見えないものに対する畏敬の念を、
身近なお稲荷さんという存在を通して、現代の我々に伝えたいように感じました。
宿曜や五行といった東洋思想に興味のある方、日本史好きなら特に理解しやすいのでは?
もちろん濃い月姫マニアにも自信を持ってオススメ出来る一冊。
しかしこの本、稲荷より彼女に参拝する人が増えそうな気がする。多分、気のせいだろう。