本当は、もう1年連載して、少なくともヒロイン卒業まで描くのが正しい学園ものの終わり方だろう。
しかし、これはこれで、きちんと描くべきことを描ききって終わっていると思うので、満足だ。
特別波乱万丈な人生じゃなくても、ひょっとすると遭遇しそうな保健体育事項を網羅しつつ、キャラクターとギャグとラブコメで1年間たっぷり楽しませてくれた。
最後も、性教育漫画としてのメッセージと、熊先生、真央ちゃんそれぞれの未来を匂わせて、きれいな幕切れだ。
この作品を通しで読み返して、性教育の根本は、生まれてきたことの喜びや、自分を大切にすることを自覚できる人間を育てることだなあとしみじみ思う。
個人としての至らなさを露呈しつつ、わが子や、身近な子供たちを大切に思っている、あたりまえの大人を、ちゃんと描いているのが好もしかった。
性教育を語るとき、そのことをしっかり伝えなければいけないと思う。
お見合いエピソードで、虎太郎は狂言回しのくせにいいところを持っていった感じだが、彼も、熊や宝城先生同様、個性強すぎるけど良い医者だというところを見せられて良かった。
求められれば応え、拒まれれば退く、飄々とした虎だが、家族として(母代わり?)熊のことを心配しているようだ。
彼のその後がちょっと気になる。鬼畜のような尻軽を返上して、お母さんウケのいい小児科医になるのだろうか・・・
今回はオマケがいっぱいだ。
書き下ろし漫画はカバー裏も忘れず見よう。
連載だけで、コミックスを買わなかった人にはわからない、ホゾシタ父の名前公開もある(笑)。
一番のサービスは、表紙かな。
あと、作者のブログに番外編出てます。子ブタを抱きしめる熊先生が堪りません。
次回作も期待していますが・・・
あー、でも、これでこのキャラたちとお別れかと思うと、やはり残念でなりません(泣)。