『乃木坂春香の秘密 14』です。
大きな山を二つ越えた上での本巻です。ここでさらに大きな山がやってきます、というよりは主人公が自ら作ります。
全体としては春香がイベントに出るために裕人とこど、作品を作るという話。
基本的にそれだけですが、合唱イベントとか回り道しながら進んで行きます。迂遠だけど、こういったイベント盛りだくさんな中で頑張って結果を出しちゃうあたりが王道学園ラブコメとしての本シリーズの持ち味でもあるので、読者としても開き直って楽しむ方が良いのでしょう。
そんな中で作品制作には、信長や椎菜たちが協力してくれることになり、信長はともかく、他のメンバーはずいぶんあっさりだなあ、という気がしなくもありません。
んで、前半から散々伏線を張っている通り、本シリーズが『乃木坂春香の秘密』である所以というべき、春香にとって前に進むために必要なエピが、なかなか熱く盛り上がったと思います。が、未来に向けてのクライマックスはさらにその後。こちらも良かったです。
最後のヒキがちょっとあざとすぎる感じも受けましたが、クライマックスが上手く描けていて、物語としても大きく進展したので★5です。