とても読みやすい本です。
家本審判自身が書いているのではなく、インタビュー内容を岡田康宏氏が一人称でまとめています。
プロフェッショナル・レフェリーへの過程や、国際主審の経験を基にした日本と海外での審判という存在の違いも興味深いのですが、やはり一番の読みどころはジャッジの実例を語るくだりです。
自身の経験を振り返り、審判のありかたを語っています。
批判の多い2008年のゼロックス・スーパーカップ(鹿島アントラーズ 対 サンフレッチェ広島)の回想は、とても興味深いものでした。
うなずける点もあれば、「えっ!そうだったの?」と首をかしげる点もあります。
家本審判のジャッジには賛否両論あり、評価もさまざまです。
それは別にして、この本を読むと「審判の視線」がよく分かります。
このファウルの意味は?
なぜ、このプレーはファウルをとらずスルーしたのか?
観客としてだけではなく、審判としての見方もできる気がします。
サッカー観戦の愉しみが増えそうです。