CD収録の中から2曲だけですが、感想を記します。
1”目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声 BWV.645”
感動的なスローバラードのバッハは、新しいバッハファンを呼びそうです。
途中から入るハーモニクスのオフビートの声部は、神秘的に響き、ついに山下氏
は、パイプオルガンまでギターに取り入れたのか? と思わずうなってしまいます。
この秋の夜にじっくりとコラールを聞くのも、いいではありませんか?
9."プレリュード 〜パルティータ第一番 BWV.825”
ピアノ以外のこの曲のトランスクリプションでは、ハープの吉野直子さんの
ものがあり、私は、そのゴージャスかつ優雅なパルティータの演奏が好きです。
そして、この山下氏の演奏も、単に ”ギターで弾きました” ではなく、”ああ、バッハだ”、
と鍵盤楽器とは違うバッハの表現に、バッハ好きが愉悦の声を漏らしそうな名演奏だと
おもいます。