本来「花嫁モノ」「女装モノ」はあーんまり好きではないのです。が、先だって読んだ同作者の「王子と小鳥」が良かったので購入。
確かにBLでは珍しくない、「女のナリをして育てられた美形が、借金のカタに嫁がされる話」です。が、想像とは違い、受けである武家の「姫様」が、中身凛々しく愛情深く魅力的でした。
姫様を嫁に望んだ攻めも、大店の主のくせに町中で侍相手に立ち回りをするかと思えば、「この世に銭で買えないモノは無い」と言いながら、ちゃんと人の心までは買えないよってコトをわかってる男前。カッコいいです。姫様を好きなあまりヤキモチをやきまくる所もツボでした。
同時収録のリーマンモノも、登場人物それぞれのエピソードが良くて、職場の人間模様と恋愛がしっかり絡んでいて上手い。
結構読んでるつもりでも、まだまだ自分の知らない素敵な作家さんがいるんだなぁ。侮りがたし。