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17 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名門・京大推理研出身の新鋭による、鮮烈な処女長編,
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レビュー対象商品: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX) (単行本)
■〈あらすじ〉三年前に祖父を殺害したという容疑をかけられている城坂論語は、京都 の貴族の私闘を淵源とする私的裁判“双龍会”の被告となる決意をする。 彼の目的は自らの容疑を解くことではなく、事件当日、彼と甘美な時間を 共有した、真犯人とおぼしき謎の女性“ルージュ”と再会することにあった……。 ■〈感想〉 論語とルージュの事件当日のやり取りが描かれる第一章は、いかにも自意識過剰な ラノベといった感じで、若干引いてしまいますが、話が現在に移り、双龍会が始まると、 一転、ロジカルで密度の高い論戦と、たたみ掛けてくるどんでん返しのつるべ打ちに 圧倒され、心地よい酩酊感に浸らせてくれると思います。 特に、いくつか仕掛けられている××トリックや、視点の切り替えによって読者の 誤認を誘うテクニックなど、本格ミステリの技量は、一流。また、検察官にあたる 〈黄龍師〉、弁護士にあたる〈青龍師〉双方に魅力的なキャラが配され、キャラクター 小説 としても読ませます。 さすがは名門・京大推理研出身、といったところでしょうか。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
いいんじゃないでしょうか,
By レオ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX) (単行本)
謎解きよりも、派手な登場人物たちよりも楽しいのは私的裁判・双龍会です。 そこに求められるのは正しい正しくないではなく、 納得させる論理です。 そこにはでっちあげもありなのです。 もちろん最初のルージュとの出会いの甘く 詩的な雰囲気もいいです。
23 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ぶっちぎりのミステリ小説,
By 白田真剣 "シロター" (奈良県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 丸太町ルヴォワール (講談社BOX) (単行本)
間違いなく2009年のミステリ小説で一番面白い作品だと感じた。これでもかというくらい繰り返されるどんでん返しは、見ていて気持ちがいい。 これが何の賞ももらわずに出版なのが悲しくなる。 昨今のメフィスト賞と比べると、丸太町は断トツで面白い作品。 もっと大々的に売り出して欲しい。 そして、講談社BOXから発売されたことが、残念だとしか言いようがない。 BOXだというだけで敬遠する人もいるだろう。 ノベルス、もしくはハードカバーで発売し直せばいいと思う。
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