本書は、検定外教科書「体系数学」シリーズの1冊です。
教科書型テキストとしては珍しく、全問題について、別冊解答編に詳解が収録されているなど、自学自習で系統的に中学・高校数学が学べるようになっていることが最大の特徴です。
学習指導要領との対比でいうと、「高校1年生」で学ぶ「数と式」「2次関数」「場合の数と確率」を中心として、それらと関連する内容である「複素数と方程式」「式と証明」など「数学2」に配当されている内容を、系統的にまとめて収録したものになっています。
また、検定教科書ではあまり扱われない発展的な題材(例えば「部屋割り論法」など)も大学受験を見据えて扱ってありますから、より深く学びたいと思う人にとっての「基礎力」を身に付けるのに適した教材といえると思います。
体裁は、普通の教科書のように定理の意味や公式の証明などが詳しく解説されています。
また、それらを理解するための具体例と確認するための練習問題が多数設けられています。
これら、「例題」「練習問題」が解けるようになれば、大学受験を見据えた基礎力としては十分なものといえます。
更に、章末問題は大学入試への足がかりとなるような良問が多く掲載されていますから、文系・理系を問わず、受験で数学を使うのであれば、本書の章末問題が解けるようになることを最初の目標にすると良いのではないかと思います。
【収録範囲と指導要領との対比】
第1章「数と式」・・・数学1,数学2
第2章「複素数と方程式」・・・数学2
第3章「2次関数とグラフ」・・・数学1
第4章「式と証明」・・・数学A,数学2
第5章「確率」・・・数学A,数学C