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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
田舎SF,
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レビュー対象商品: 中継ステーション (ハヤカワ文庫 SF 265) (文庫)
シマックはアメリカの片田舎を舞台にしたSFを多く書いており「田園作家」などと言われます。本作は彼の代表作で、2003年8月現在、新刊で入手できる唯一の作品です。ウィスコンシン州にある何の変哲もない農家。実はここは、銀河を繋ぐネットワークの地球基地。管理人のイノック・ウォーレスは、信頼できる統計学的情報から、地球が第三次世界大戦の危機に陥っていることを知る。 あらすじはそんなところですが、本編の醍醐味はスリリングなクライマックスではなく、牧歌的なディテイルの数々にあります。未発達な人類は銀河中央連邦に所属が認められていないという設定。大宇宙にまたがる陰謀も起こりますが、それは片鱗しか出てきません。田園風景に象徴されるように、地球そのものが僻!地なのです。そこを通り過ぎていくさまざまな宇宙人たち。ウォーレスと彼らの、たった一日限りの友情――。展開は地味ですが、本作のような作品でなければ味わえない、のんびりした暖かい魅力があります。どうぞお試しあれ。
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