『ドローイング』の章では、古典ベティ・エドワーズ著「脳の右側で描け」掲載の名トレーニング方法その他が載っていたりします。(引用であることはちゃんと断っています)
ですから、まだ「脳の右側で描け」を持っていない人にはとてもお買い得です。水彩の下書きだけでなく、線描作品も上達できそうです。
全体に、ああしろこうしろというのではなく、一応著者お勧めの方法に軸足を置きながら「〜するのも面白いでしょう。」といった調子で他のやり方を試すことも大いに励ましています。
よくある入門書と違い、表現方法をバラバラに身につけるのでなく、ドローイング、トーン、カラーと三要素に分け、系統立てて科学的に水彩画を教えてくれます。特に、トーンについてここまで詳しく書かれた本があるのかどうか(デッサン本以外で)。具体的な練習方法が充実していてとてもためになりそうです。カラーについては、三原色を寒暖の二組=6色に分けています。マゼンタ、イエロー、シアンで描いている人は気になるかも?
でも、書名どおり二冊目以降の本ですね。いわば大人扱いしてくれる、放任主義(?)の本です。