前回の小松&中田の「鼓動」は間違いなく傑作でしたが、今回の「誇り」は明らかに小松さんと中田
の接触回数が少なく、数少ないインタヴューや立ち話程度の対話で、かつかつ一冊の本にしたという
様子がうかがえます。サッカーウォッチャーには特に目新しいことはないです。
ネタが少ないぶんは、小松さんが主人公となり、物憂げにドイツを行き来し、中田を追う様子が物語
の軸になっています。そんなの読みたくないんだけど。対象としての中田の捕らえ方も、中田&サニー
が提示したい中田像をステレオタイプに提示しているだけで、所謂中田スポークスマンに堕してしま
ってる気がします。
前回は中田がペルージャで最初のシーズンを迎えるまでだったので、最盛期のセリエでの活躍を知り
たかったんですけど、サニーの依頼がないと無理だったんでしょうか。